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こんなんでイイの!? 「ダルおも~い体」が一気にリラックス!意外な行為とは

  • 2015.7.9
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ただでさえ憂鬱な気分になりやすい梅雨の時期。

カラダがダルおも・腰が痛い・頭が痛いなど“なんとな~く不調”で、ツライ症状が続いてはいませんか?

健康情報に敏感な人は、なんとなく不調でツライ症状が出ると「何か栄養が足りないのかな?」と食事に気を付けたり、サプリメントを摂ったりされると思います。

しかしそれだけでは改善されにくいのがこの梅雨の時期に起こる独特な症状。“梅雨のダルおも”には、ある動作を強化するとイイんです。今回は、そのヒミツの行為をご紹介します。

 

■「なんとな~く不調」と自律神経の関係とは

自律神経とは交感神経と副交感神経という神経から成り立っていて、私たちはこの自律神経がバランスよく働くことで健康を維持しています。

交感神経は、“闘争と逃走の神経”ともいわれ、仕事や運動や家事など活動をしたり、緊張をしてストレスを感じているときに働きます。“気が立っている”ような状況です。

反対に副交感神経は食事や睡眠など“リラックス”しているときに働きます。唾液の分泌を促したり胃腸の働きを活発にしたり心肺機能をコントロールします。

この梅雨時期に起こる“なんとな~く不調”が続くのは、自律神経が正常に働いていないことで相反する2つの神経をコントロールできていない恐れがあります。

 

■「完璧主義」「几帳面」な人ほど交感神経が優位になる!?

仕事中は当然、活動や緊張をしているため交感神経が優位になりますが、帰宅してからも家事や育児で「あれもしなきゃ!これもしなきゃ!」と女性はとにかくやることだらけ!

もし、子どもがいて小さければ食事中でさえ食事のマナーを教えたりしながら、頭の中は「食事がすんだら食器を洗って、その間に子ども達にはお風呂に入るように言って……」とリラックスなんてしていられませんよね。

特に完璧主義や几帳面な性格で、人から何かを頼まれると断れないタイプの人は、交感神経が優位になりがちです。毎日気がついたら“0時を過ぎていた”なんてことも稀ではないはずです。そして出るのが大きなタメ息……。

 

■タメ息「はぁ~」で副交感神経ON!リラックスモードに

「はぁ~」と大きくため息をつくと「あっ!幸せが逃げちゃう!」と思う人もいるかと思いますが、実はそんなことはありません。

“ため息をつく”ということは大きく息を吐くことになり、自律神経のバランスを整えるのに一役買ってくれるんです。

自らの意識では動かすことの出来ない自律神経ですが、唯一、自分の意志で自律神経にアプローチする方法が“呼吸”。呼吸の仕方によって自律神経への作用が2パターンあります。

(1)浅く速い呼吸→交感神経をON

酸素が肺の中まで届かず、交感神経が刺激されます。集中したり運動するときには必要となりますが、ずっと交感神経が優位だと気が休まらないかもしれません。

(2)深くゆっくりな呼吸→副交感神経をON

「はぁ~」と深い呼吸をして息を吐くことにより副交感神経が働きます。緊張をほぐしてリラックスモードを作り出します。一方で、副交感神経が優位すぎると、ここぞという時にイマイチ気合が入らないという事態に陥ることも。

忙しい毎日を送っていてふと出た「はぁ」というため息は、いっそ思いっきり大きくしましょう!

 

完璧主義や几帳面は悪いことではありませんが、自分を追い詰めすぎず、時には「はぁ~」と深~く息を吐く習慣をつけましょうね。

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

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