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収納上手なスタイリストさんに聞いた「散らからないクローゼット」の作り方

  • 2021.8.19
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季節の変わり目は、どうしてもクローゼットがごちゃつきがち。秋に備えて今のうちに収納を見直すのがベストです。オシャレのプロであるスタイリストの乾さんのご自宅を突撃取材!たくさん持っていても整然としている、スタイリストの収納ルールとは!?

服も収納グッズも必要以上に増やさずスッキリ暮らすのが理想です

持っているものを徹底的に可視化すれば無駄買いも予防できます

1.クローゼットに入る範囲に収める
少し前に引っ越しをし、収納スペースが以前より減ったことがきっかけで大幅な整理を始めました。スタイリストという職業柄、服やアクセ類はどうしても増えやすいのが現実。以前はトランクルームを借りていた時期もあるのですが「視界に入らなければ必然的に使わない」ということに気がつき、今はクローゼットに入る範囲に収めるように。

2.身の回りはキレイに整える意識を持つ
元々、物が多くてごちゃごちゃしているのが好きではなく、身の回りはキレイに整えていたい方。温泉に行っても、チェックアウト前に掃除をしてキレイな状態に戻してから帰ってくるタイプです(笑)。モデルルームみたいに生活感ゼロにしたいわけではないけれど、できるだけスッキリ暮らしたい気持ちが強いんです。

3.収納家具はミニマムに抑えて
整理整頓は好きだけれど、家具や収納グッズは極力買わない、というのが持論。10年以上はここに住む!と決まったら一生モノの家具を買うのもありかもしれないけれど、CLASSY.世代はこの先引っ越しするかもしれないし、部屋の広さも変わるかもしれない。ライフスタイルが定まるまでは身軽に動ける方がいいと思っています。年齢を重ねて感じるのは、大人になると自分に似合うものがある程度わかってくるし、物欲も昔と比べて減ってくる。

4.何を持っていて何が必要なのか〝物と向き合う〞
今は3畳くらいのスペースにすべての服を収納していますが「このくらいでいいんだな」と実感しています。クローゼットがなんだかスッキリしないな、とストレスを感じたら、一度自分が何を持っていて何が必要なのか〝物と向き合ってみる〞のがおすすめ。空間ができると気持ちもスッキリするし、季節の初めに新しい服を買っても罪悪感がなくなると思います。

スタイリスト乾さんの収納3つの知恵

知恵①収納家具を買わずに仕切りを買う
ソックスやタイツ類は仕切りを活用〝物の住所〟を細かく設定

「大きな収納家具は捨てるのも大変。CLASSY.世代は収納グッズを極力買わず、今ある収納を活かすのがおすすめです。奥が見えにくい深めの引出しや、毎日出し入れするレッグウェアや下着、ハンカチなどの小さなアイテムは〝仕切り〟を使うと便利。物の住所が明確になり、取り出すのも仕舞うのも簡単に。柔らかい曲がる素材の仕切りにすると、フレキシブルにスペースが使えて便利です」

知恵②買うならド定番の廃盤にならないものを
5年後も10年後も買い足せる超定番ブランドで揃えると安心

「収納ボックスには見た目の可愛さは求めず、いかに効率よく仕舞えるかを重視しています。ハードタイプのクリアケースは長年使っていると角が欠けたり、汚れてくることも。無印良品など超定番ブランドなら突然お店や商品がなくなるリスクが低く、同じものを買い替えたり買い足したい時も安心です」

知恵③短時間でできる衣替えを
中身を入れ替えない衣替えなら30分以内に終わって楽ちん!

「衣替えって面倒だし、できれば労力を使いたくないのが本音。高い所から重い収納ボックスを下ろしたり、服をいちいち詰め替えるのは大変なので、春夏物と秋冬物をそれぞれ収納ケースに入れ左右に並べて床置きしています。一番取りやすい場所にその季節のもの、奥の方にシーズンオフのものを置いて季節の変わり目にスイッチするだけ!」

教えてくれたのは…スタイリスト 乾 千恵さん

\チームきってのお片付けマスター/

スタイリスト歴22年。ドラマティックで大人の上質感が漂うフェミニンなスタイリングに定評あり。片付けや整理整頓上手な一面に注目が集まり誌面で企画が組まれるほど。自身のインスタグラムでは趣味の着物を紹介。

イラスト/itabamoe 取材/塚本桃子 再構成/Bravoworks.Inc

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