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その気遣い、むしろ無礼かも。大人世代の「ちょうどよい気遣い」のコツとは?

  • 2021.8.18

相手に好印象を持ってもらいたいがために、気がついたことは積極的にやってあげたり、ささいなことにもお礼の品は欠かさない、という人もいるだろう。相手が喜んでくれることもあるが、かえってコミュニケーションがうまくいかずに無礼になってしまうこともある。

『その気遣い、むしろ無礼になってます!』(すばる舎)は、シリーズ累計18万部を突破した、大人気の「気遣い」本の最新刊だ。著者の三上ナナエさんは、官公庁や民間企業、大学などで、接客・接遇・コミュニケーション力向上研修などの研修講師として活躍している。受講者総数は2万人以上で、年間100回以上の研修を担当しているという。

本書では、次のような、「気遣いしすぎ」がかえって「無礼」ととられてしまう場面を取り上げていく。

・褒められたら「私なんて...」と謙遜する
・手土産は「つまらない物ですが」と最初に渡す
・お手伝いの声がけは「よろしければ」と申し出る
・長い話を切り上げたいときは「お話の途中で申し訳ありません」
・お断りのメールは「検討します」とやんわり曖昧に

気遣いをする側もされる側も経験がある人は多いだろう。たしかに、相手からの過剰な気遣いや謙遜は、こちらが申し訳なくなってしまう。「やりすぎ」にならないさじ加減は難しい。

気遣いができるのは素晴らしいことだが、あまりに度が過ぎると、「自分も同じくらい気を使わなくちゃいけない」と相手のプレッシャーになることも。大人の気遣いは、相手を恐縮させない「さりげなさ」が最終ゴールだ。ポイントは、「相手にとって有益かどうか」。その気遣いが、自己PRのためになっていないか、見返りを期待していないか、相手の負担にならないかを考えることが大切だ。

気遣いは、気づかれないくらいがちょうどよい。上手な引き際や我慢する場面を知って、一つ上の気遣いができるようになりたい。

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