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不倫の誘い?既婚男性にダマされました【ひかりのお悩み相談室】

  • 2021.8.17

「ひかりのお悩み相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」"の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。

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世の中には、浮気相手になりそうな女性を探し、隙あらば関係を深めようとする既婚男性もいるもの。そんな残念な相手にひっかからないためにも、気を付けたほうがいいことがあります。

今回は、既婚男性に期待を裏切られた女性からのお悩み相談です。

Aさん・31歳

同じ職場の既婚男性に「誰かいい人がいたら紹介してください」とお願いしていたのですが、紹介してくれた相手が苦手なタイプだったので、お断りをしたことがありました。

その後、その彼に「また何人かでご飯に行きたいです」とLINEを送ったら、「2人は嫌でしょ?」と返事がきました。「奥さんが嫌がりますよ」と返信したら、「ちゃんと言うから大丈夫だよ。まぁ、誰か探しておくよ」と言われました。

もしかしたら、はじめから私に“自分よりかっこいい男性”を紹介する気なんてさらさらなく、自分が遊びたかっただけではないのか?と思ったら、悲しくなりました。「彼は、奥さんも子供もいて、幸せ満載だから、他の人にも優しくしてくれるんだ」と期待していた私も悪いのですが、ショックでした。

遊べる相手として見られているのだと思ったら、気持ち悪さを感じ、連絡先を消しました。ひかりさんならこの場合、どうしますか?2人でご飯に行きますか?私が警戒しすぎなのでしょうか。

Aさんへの回答

こういう既婚者、いますよね……。私も不倫する気満々の人とは、2人っきりでご飯には行かないです(苦笑)。

今回は、Aさんが「また何人かでご飯に行きたいです(=素敵な独身男性を連れてきてくださいね)」というメッセージに対して、「2人は嫌でしょ?(=俺はどう?)」と返事してきたようなものですしね。

もしかしたら、彼の頭の中では、「男を紹介してくれと頼んでくる→男に飢えている→浮気するチャンス!」と思ったのかもしれません。そういう残念な思考を持っている人は少なくないので、気を付けたほうがいいでしょう。

残念ながら、よほど仲のいい関係だったり、恩義があったりするような相手でなければ、「わざわざ時間と労力を使って、自分にとってメリットのないことをする人」は、あまりいないかもしれません。

つまり、「その彼にとって、“同じ職場で働いている知り合い”に過ぎないAさんに対して、自分の限られた時間と労力とお金を費やしてまで、独身のいい男を紹介するためのお食事会をセッティングするメリットは何か」というところまで、考えないといけないのです。

例えば、職場では、Aさんが業務範囲を超えて彼のサポートをしているのであれば、お礼も兼ねてお食事会を開催してくれることはあり得ますが、そうでなければ、相手からしてみても、「俺に何のメリットが?」と思うでしょうしね。

日頃から、「相手の立場にも立って、物事を考える習慣」を持たないと、今回に限らず、相手の残念な思惑にひっかかってしまう恐れはあるもの。つまり、Aさんは今後、「相手の時間と労力とお金のこと」まで、もっと敏感になることが重要なのです。人に何かを頼むときには、「相手にとってのメリット」も考慮し、みんなにとってWin-Winの環境を作ることを心がけたほうがいいでしょう。

今回、Aさんにとっては、「いい人だと思った人が、そうではなかった」という気持ちでしょうが、たとえその既婚男性がいい人だったとしても、「ただただいい人の善意を一方的に受け取るだけ」では、フェアな関係ではありません。つまり、相手がいい人だろうが、そうでないだろうが、相手のメリットも考えながら、行動したほうがいいのです。

また、基本的に異性を紹介してもらう場合は、紹介者は「現在、いい恋愛をしている同性の友達」が最適だと言われています。仲のいい友達ほど、自分の幸せを願ってくれるし、男性の好みも知っていますしね。

もしそういう友達がいない場合は、自分の行動範囲を広げて、色々なコミュニティに参加したり、婚活サイトを利用したりするほうが、現実的かもしれません。

「相手に得させよう」と思う人が、幸せになれる

「相手のメリットを考えて行動する」というのは、恋愛においても大事です。例えば、デートをするとき、「相手は男性なのだから、奢って当然」なんて思って、ただただ受け身でいると、次はないかもしれません。

だからといって、相手が奢る気でいるのに、割り勘にすればいい、というわけではなく、奢ってもらうのであれば、「相手にとって、自分と一緒にいるメリットは何だろうか」、もしくは、「たとえ相手がお金を出したとしても、『今日は、会えてよかったな(=得をしたな)』と思えるのは、どういう状況だろう?」と考えることが大切です。

例えば、奢られ上手な女性ほど、相手の好みを把握して、手土産を持っていったり、相手が喜びそうな話を色々と用意したりして、一緒にいる間、相手を飽きさせません。

人を喜ばせる人ほど、自分にも幸せが返ってくることが多いもの。とはいえ、なかには、自分の親切をただただ搾取するような人もいるので、そういう人とは距離を空けたほうがいいことはあります。関わっていると、どんどん利用されてしまいますしね。

別の見方で言えば、誰に対しても、「きちんと感謝し、お礼できる人でいること」は重要です。 “本当に”感謝をしているのであれば、「ありがとうございました」と言葉だけで終わらせるかどうか。言い換えれば、「相手が自分のために費やした、時間、労力、お金に対する感謝の気持ちを、どう表しますか?」ということなのです。

そして、特に浅い関係の相手の場合は、「何かをしてもらってからお礼をする」よりも、「してもらう前から、相手のメリットを考慮した行動をとる」ほうがいいことも多いのです。

今回は、「相手のメリットも考えることの大切さ」が学べる、いいきっかけになったのではないでしょうか。

恋愛でも、人間関係でも、「Win-Winの環境にする」ことを心がけましょうね。

コラムニスト・ひかり

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