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「殊更」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は…?

  • 2021.9.28
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今夏、日本では57年ぶりとなるオリンピックが開催され、特別な盛り上がりを見せていました。

皆さんも、さまざまな応援グッズを揃えてテレビの前で選手の応援をされたのではないでしょうか?

さて、今回はそんな“普段とは違う特別な様子”を表した漢字を紹介します。

「殊更」という漢字です。

読み仮名は4文字です。

さあ、正しく読んでみてください!

「殊更」の読み方!

「殊」と「更」という漢字が入っているので、「しゅさら」と読んでしまっているのではないでしょうか。

残念ながら不正解です。

わからない方のために例文を出します!

「殊更に難しい言葉を使って説明する」

「殊更に言いふらすことでもない」

例文の「殊更」はどちらも「特別に」という意味を表しています。

文章の意味からピンときた人もいるのではないでしょうか?

では読み方を発表します。

正解は「ことさら」でした!

「殊更」について

「殊」という漢字で「こと」という読み方をするのは意外ですよね。

「殊更(ことさら)」という表現自体、格式ばったイメージが強いかもしれません。

では「殊更(ことさら)」の意味を辞書で調べてみましょう!

[名]①わざわざすること。あらためてすること。②特にいちじるしいこと。特別であること。
[副]①わざわざ。わざと。故意に。②とりわけ。別して。

出典:新村 出 編、広辞苑 第六版、岩波書店(2008年01月11日第六版刊行)p.1035

 

「殊更」という漢字にはなんと4つも意味があるんですよ。

名詞として使われることもありますが、副詞として使われることもあるんですね。

他にも接尾語をつけて、「わざとらしい様子」を表している「殊更ぶ(ことさらぶ)」「殊更めく(ことさらめく)」という言葉もあります。

まとめ

いかがでしたか?

「殊更」は「ことさら」と読みます。

実は、古典などで「殊更」という表現は随所に使われているんですよ。気になった方はぜひ調べてみてくださいね。