「強い(つよい)」という漢字は、「力や技が優れていて、他に負けない」様子を表します。
しかし、実は「強い」という漢字2語で「つよい」以外に全く別の読み方があることはご存知でしょうか?
読み仮名は3文字です。
一体何と読むのでしょうか?
「強い」の読み方!
「強い」という読み方以外を習った記憶はないという方も多いと思います。
わからない方のために「強い」を使った例文をご紹介しますね。
「彼は情の強い人だ
「朝起きたばかりで髪が強い」
上記の例文で「強い」は「頑固であること。硬くて扱いにくいこと。」という意味を表しているんですよ。
例文から、なんとなく推測できた人もいるのではないでしょうか?
それでは正解を発表します。
正解は「こわい」でした!
「強い」について
一般的には「こわい」というと「怖い」のイメージが強いですよね。ですが、「怖い」とは全く異なる意味があるんですよ。
「強い(こわい)」について改めてどういう意味なのか押さえておきましょう。
①ごわごわしている。かたい。②けわしい。③相手の思い通りにならない。強情だ。執念深い。
④つよい。てごわい。⑤生硬である⑥骨が折れる。疲れる。
出典:新村 出 編、広辞苑 第六版、岩波書店(2008年01月11日第六版刊行)p.1069
「強面(こわもて)」や「強張る(こわばる)」なども「強」を「こわ」と読みます。古典でも「こわい」という読み方が出てくることがあるんですよ。
「学生時代に学んだ記憶があったかも!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
「強い」は「つよい」または「こわい」と読みます。
普段よく使っている漢字ですが、ほとんど知られていないような読み方もあるんですよ。
この機会にぜひ覚えてくださいね!