「私」という漢字自体は、一人称を表す言葉なので日常生活でも非常によく使いますよね。
他にも「私物(しぶつ)」「私用(しよう)」といった熟語でもよく見られます。
そんな「私」という漢字ですが、実は「私か」と2文字で表すと全く別の読み方があるのはご存知でしょうか?
会話の中の表現として「わたしか」となる可能性はありますが、今回はそれ以外で考えてみてください。ちなみに「しか」ではないですよ。
一体何と読むのでしょうか?
「私か」の読み方!
わからない方のために「私か」を使った例文をご紹介します。
「自分の秘密を親友に、私かに話す」
「彼は私かに転職の準備をしていた」
前後の文章から推測するとわかりやすいですよね。
それでは正解を発表します。
正解は「ひそか」でした!
「私か」について
「私」という漢字で「ひそ」と読むのは驚きですよね。
文章で書く際は、「密か」のほうが見かける機会が多いかもしれません。
では「私か(ひそか)」の意味を辞書で詳しくみてみましょう!
他人に知られないように物事を行うさま。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2010年11月26日版)
実は「私」という漢字自体に「かくしごと。秘密。」という意味があるんです。
また「私か」だけではなく「密か」「秘か」「窃か」とも書くことができます。
どの漢字でも同じ意味を表すことができますよ。
まとめ
いかがでしたか?
「私か」は「ひそか」と読みます。
普段よく使われている漢字ですが、調べてみると意外な読み方があって面白いですよ。
この機会にぜひ覚えてくださいね!