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「明朝体=みょうちょうたい?」読めたらスゴい難解漢字、正解は…?

  • 2021.9.1
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私たちが生活する上で「文字」はなくてはならない存在ですよね。

今回出題する難読漢字は、そんな文字の形に関するものです。

それが、こちらの「明朝体」。私たちにとって最もなじみ深い書体の一つで、文字を書くアプリケーションで書体を選ぶ際、これにしている方も多いと思います。

さぁ、正しく読むことはできますか?

「明朝体」の読み方!

「明朝」が「みょうちょう」と読むことから、「みょうちょうたい」と読んでしまった方はいませんか? 残念! そう上手くはいきません。

ポイントは、ズバリ「明」をどのように読むか、といった点にあります。「みょう」じゃないとすると、「めい」? それとも「あくる(明くる)」でしょうか。いえ、どちらも違いますよ…!

それでは、正解を発表したいと思います。

正解は、「みんちょうたい」でした!

「明朝体」について

どうして「明朝体(みんちょうたい)」と読むのか? それは、「明朝体」の成立に由来しています!

① 和文印刷の書体の一つ。縦線が太く、横線が細いもの。中国の明代に刊本に使われ始めたといわれる。現在日本の新聞・雑誌・書籍のほとんどがこの書体を本文に用いている。明朝。
② 花押の一つ。中国の明の太祖が始めたところからとも。名乗の字を使わないで、上下に一画を置いて中間にいろいろな形を作るもの。この形は安土桃山時代を経て江戸時代にもっとも流行し、武家はもちろん一般にも広く使われ、徳川判ともいわれた。割符様。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

そう! 「明朝体」は中国の「明朝(みんちょう)」の時代に作られた書体なんです。

新聞、雑誌、書籍のほとんどで使われているため、毎日どこかのタイミングで目にしているかもしれません。ほかには、ゴシック体もよく使われていますよね。

②の「花押(かおう)」については、あまり知られていないのではないでしょうか?

「花押」は平安時代から日本に存在していましたが、「明朝体の花押」は徳川家康が好んで使用し、江戸時代に流行したそうです。

まとめ

いかがでしたか?

「明朝体」は「みんちょうたい」と読みます。

日本で最も使われている書体です。読み方を間違えてしまったら恥をかいてしまうかも…? そのような事態にならないよう、この機会にしっかり覚えておきましょう!