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結婚へのスタート ファーストステップ【素敵な結婚式のための心得とマナー】第2回

  • 2021.8.22

【目次】

Step1 まずは両家へのごあいさつを

Step2 お互いの親への心づかいも忘れないで

Step3 婚約中はお互いを思いやることが大切

Step4 結婚式までにふたりで決めることをリストアップ

Step5 初めて彼の家へ行くときのマナーとは?

Step1
まずは両家へのごあいさつを

ふたりの間で結婚する意志が固まったら、まずそれぞれの親へ報告しましょう。なるべく日を置かず、早めにごあいさつに行く方がベター。おつき合いの長いカップルなら、すでにそれぞれの親と会ったこともある人もいるでしょうが、これは結婚、けじめです。きちんと改めてごあいさつに行くことが何より大切です。最初は、花嫁側に花婿が出向くのが一般的ですが、実家が遠いなど、順番通りにいかない場合でも大丈夫。肝心なのはそれぞれの親にきちんと未来の伴侶を紹介し結婚の了承を得ることです。真摯な態度で、お互いの思いをきちんと伝えられるふたりでいてください。ただ、今のコロナ禍では、遠方の実家まで伺うのは難しいかもしれません。そんなときは、リモートでのごあいさつを提案してみてください。ごあいさつができないままでいるよりずっといいと思います。

Step2

お互いの親への心づかいも忘れないで

両家の親から結婚の承諾を得て、ふたりは婚約者どうしになりました。夢見ていた結婚式に向けての準備も、忙しくも楽しい幸福な時間であるはず。とはいえ、結婚はふたりだけの問題ではありません。たとえご両親が「ふたりで好きなように決めなさい」と言ってくれても、本当は何かお手伝いしたいと思っているもの。今まで親に頼ることが苦手だった人も、親孝行と思って上手に甘えてみてください。また彼の親は「結婚式の主役は花嫁さん」という思いからとかく遠慮しがちです。そんなときにもちょっとした相談や報告をすることできっと喜ばれるでしょう。両家の意見も生かしつつ、これから家族になるみんなでつくり上げる結婚式は素敵な思い出になるとともに親子の絆も深めてくれるはずです。

Step3

婚約中はお互いを思いやることが大切

恋人以上、夫婦未満である婚約期間は次第に夢の部分が現実になってきます。例えばお金のことも、「財布はひとつ」と考えて相手のお金の使い方が気になったり、恋人と夫婦の違いを実感してくるかもしれません。でもこの時期にいちばん大切なのは、恋人時代のいたわりを忘れないことです。本来楽しいはずの準備期間にけんかをするのはとても損なこと。あなたが思い描いているように彼にも結婚式への思いや理想があるはずです。そこをまずふたりで話し合って、相手を尊重し思いやる姿勢を忘れずに結婚準備をスタートしてください。

Step4

結婚式までにふたりで決めることをリストアップ

結婚が決まって彼とふたりで相談することがいっぱい! どうしよう…とパニックになる前に、まずは簡単に、【第1回 結婚までの流れと段取り12ステップ!】を参考に、いつまでにこれをしよう、という計画を立てましょう。下記にやることリストを作りましたのでぜひチェックしてくださいね。準備期間はだいたい半年を目安にしてみました。

結婚の意志を確認したら】 □お互いの親にあいさつ □結納など婚約披露の検討、実施 □エンゲージリング、結納返しの購入

【6カ月前】 □挙式、披露宴の形式、費用の検討 □挙式、披露宴の会場および日取りの決定と予約 □招待客のリストアップ □媒酌人、立会人の依頼 □衣装の決定&オーダー

3~2カ月前】 □招待状の作成と発送 □ハネムーンの予約 □ブライダルエステ開始

1カ月半~1カ月前】 □カメラマン、司会者、受付などの依頼、打ち合わせ □出席人数の確認、席次の決定 □引出物、引き菓子の決定 □料理、飲み物の決定 □装花、ブーケのオーダー □ヘア&メイク打ち合わせ

1週間~前日】 □お礼、心づけなど、当日支払うお金の準備 □衣装、小物の最終チェック □衣装、ブーケの搬入方法の確認 □媒酌人、立会人にあいさつ □スタッフとの最終確認 □ネイルケア

Step5

初めて彼の家へ行くときのマナーとは?

ごあいさつに行くときは、事前に彼からご両親の生活のサイクルを聞き、食事の時間を避けて訪問するようにしましょう。持参する手土産も、和菓子と洋菓子のどちらがいいか、とか、そもそも甘いお菓子は控えているとか、彼にご両親の好みをリサーチしておきましょう。もしお菓子を選ぶのであれば、老舗の誰でも知っているブランドのものであれば失礼はないでしょう。お菓子でなければ、旬のフルーツも喜ばれます。もし、自分の故郷の名産品が手に入るのであれば、それを手土産にするのもおすすめ。この手土産から「実家はどちら?」というように話題も広がるはずです。そして、第一印象はとても大切です。長いお付き合いのスタートとなるごあいさつですから、無理をして「なりたい自分」を演じすぎても、取り繕った姿はじきにボロが出てしまいます。いつもの自分の延長線上にある素敵な女性を心がけましょう。会話も同様で、人の話をうなずきながら丁寧に最後まで聞く様子やさわやかな笑顔も、好印象を与えるでしょう。服装は、訪問先に素足で上がるのはマナー違反なので、ストッキングをはくワンピースなどが無難です。清潔感のある上品な服装が好感度大です。靴はサンダルやミュールではなく、パンプスを選びましょう。冬場は玄関でもたつくようなブーツもNG。コートは玄関に入る前に、裏返しにたたんで手に持つようにしてください。 彼のご両親に対する呼び方にも気をつけて。親としては、初対面でいきなり「お父さん、お母さん」と呼ばれることに抵抗を感じるでしょうから、最初に「今日は“一郎さんのお母さん”にお目にかかるのを楽しみに参りました」と言えば、あとは「お母さん」と呼んでも、それは彼にとっての母親ということになり、スムーズです。 彼が自分の両親にあいさつに来る場合も同様です。父親の趣味、好きなプロスポーツやチームなど、会話のきっかけになりそうな情報は、なるべくたくさん彼に伝えておくようにしましょう。

Illustration:Yoshiko Anetai Text:Emi Aiso

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