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顔合わせ食事会の段取り【素敵な結婚式のための心得とマナー】第4回

  • 2021.8.22

【目次】

Step1 日取りと場所の決め方

Step2 ドレスコードのこと

Step3 進行内容

Step4 費用は誰が払うの?

Step1

日取りと場所の決め方

結納に代わるものとして顔合わせの食事会をする場合、まずは両家の両親にその旨を伝え、了承を取ることが大切です。きちんと結納をしてほしかったのに…と両親が残念に思わないよう、最初にきちんと説明しておきましょう。出席者は両親と本人たちなのか、兄弟も入れるかなども、両家の考えを聞いたうえで設定してください。日取りは、両家のスケジュールを確認して、なるべく全員がそろう日に設定します。「この日にしたので開けといて」というのは、いくら家族といえマナー違反です。何日か候補日が出たら、家族に最終提案を。仏滅ではない日や大安にこだわりたいという場合はそれも考慮して選びましょう。日程が決まったら、次に会場です。遠方同士の場合は両家の中間地点に。宿泊が必要であれば、ホテルやアクセスのいい場所が便利です。顔合わせ食事会には、ホテルやレストランなどが一般的。お食事会プランなどをそろえている会場もたくさんありますので、ぜひチェックしてください。日程と時間、会場が決まったら両家に伝えます。お電話でもいいですが、簡単な手書きの招待状を出すカップルもいます。記念にもなるのでそれもおすすめです。その際には、日程、予約時間、お店の情報、地図、参加者などを伝えるようにしましょう。ただ、今のコロナ禍では食事会自体も難しいと考える親御さんもいらっしゃるかもしれません。両家のコロナに対する考え方はそれぞれです。もし一方から「今はやめて、もう少し先にしませんか」という意見が出たなら、それは尊重するべきです。先に決めなければならないことだけでもふたりを中心にして両家でリモートで話し、落ち着いてから顔合わせ食事会を開く、という段取りでも構わないと思います。

Step2

ドレスコードのこと

食事会を開くなら、ドレスコードについて事前に話しておきましょう。服装の格が両家で違ってしまうと後々わだかまりの原因になることも。そうならないよう、お互いにどんな服装で行くかは共有しておくことをおすすめします。男性は黒や紺、グレー系のシックなスーツで、女性は落ち着いた色のワンピースやスーツで、など、なるべく具体的に両親にも話しておいたほうが迷わないで決められるので喜ばれます。手土産の有無なども確認して両親に伝えます。片方だけが持参するなどといったことがないようにしましょう。

Step3

進行内容

両家が集まる最初の機会でありますので、食事を楽しみながら、お互いの家を知ることができるよう、家族を紹介し合ったり、ふたりに関する思い出深いエピソードを話したりすると、お互いの家族の距離が縮まります。ただ、今はコロナ禍ですので、話をする間はマスクをするなど、できるだけ感染対策をしたなかでなごやかに過ごせるよう工夫しましょう。でも、ただ、楽しかった、で終わってしまっては、これから始まる結婚準備のプラスにはなりません。両家で話さなければいけないことも進行に盛り込んでおくことが大切です。できれば2週間前までには大体の進行を決めておきましょう。

下記は進行の一例です。

1. お店の前またはロビーで両家の待ち合わせ。遅れないよう、5分前を目指しましょう。2. 席に通されたら、手土産はあいさつした後、着席する前にお渡しします。3. 食事会始まりのあいさつ。こちらはふたりで相談して、彼にまかせるか、ふたりとも一緒に簡単にあいさつするのもいいと思います。4. 両家の家族をそれぞれふたりから紹介します。5. 婚約記念品があれば、それを披露する場を作ります。お互いに記念品を交換するのも素敵です。6. 両家族全員で記念撮影を。両家最初のスタートです。ぜひ写真に残しましょう。7. 乾杯のあいさつを。彼が自らあいさつするのでもいいですし、彼の父親にお願いすることも。事前に決めておきましょう。8. 食事スタート9. 歓談。この時に結婚式の大筋を話しましょう。日取りや会場、形式など、【第3回 結納ってなに?】のページをぜひ参考にしてください。10. 終わりのあいさつ

特に、食事会にはこれという決まりはありません。ふたりで相談していい思い出になり、結婚式へのいいスタートがきれるような、有意義な一日になるようにしてください。ふたりの簡単なプロフィールや進行を書いたミニリーフレットを作るカップルもいます。それも食事会のいい思い出になり、おすすめです。

Step4

費用は誰が払うの?

顔合わせ食事会の大体の予算は1名¥10,000~20,000ほど。会場によっても違いますが、まず会場を選ぶときに確認しておきましょう。そしてこの費用ですが、最近では、「自分たちの結婚のことなので」ということで、両親へのプレゼントの意味も込めて、ふたりで支払うというケースも多いようです。他には、両家で折半する、両家のどちらかが支払うなど、地方性にも影響されることがありますので、最初に決めておき、支払いの時にごたごたしないようにしておきます。

Illustration:Yoshiko Anetai Text:Emi Aiso

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