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残暑のときにこそ和装で涼感を楽しむ♡自分で着てみよう!おうちで浴衣計画! 【モデル・美香連載vol.28】

  • 2021.8.16
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連載企画でずっと挑戦したかったのにタイミングが合わなかった浴衣企画!撮影では毎年着るから、自分でも着られたらいいな〜と思っていて。きちんと習ったことがないので緊張するな。帯の結びなど不安な部分もあるけれど先生のサポート!期待してます(笑)

今回教えていただくのは・・・美蘭レンナさん

美香:はじめまして!先生は元宝塚の娘役を卒業後、日舞の師範でもいらっしゃるとか?

美蘭さん:はい。ですので、浴衣はお稽古の時は必ず着るので日常着にも近い存在ですね。

美香:わぁ〜素敵!今日もパパッとスタジオにいらしてから着替えられていましたよね。今日はよろしくお願いします!

美蘭さん:では早速始めましょう〜♡

■美香ちゃんが選んだこの夏のベスト3!

わぁ〜♡浴衣の色や柄も毎年進化してるよね!
andGIRL左から・月照乱華浴衣¥74,800/KAPUKI ハート柄浴衣、マスクセット¥17,600/Lily Brown 桜と牡丹模様浴衣¥33,000/撫松庵

美香:これまでは白地に花柄など白ベースを選ぶ傾向がありましたね。今回、集めていただいた浴衣の中でこの3つを選んだのはフレッシュな着こなしを想像したから。今までなら絶対に選ばなかったであろう、鮮やかな緑。他の2柄も可憐なハートに画風な花柄とそれぞれに個性があって。最終的に緑を選んだのは一瞬、難しいかな?と思ったけれど冒険したかったのと洗練されたイメージになりそうで楽しみだから!

■実際に美香ちゃんが着付けに挑戦!

左身ごろを上に腰紐を縛る!のは自分で出来ました

美蘭さん:着慣れていらっしゃるからか、最初の基本的な着方は綺麗ですね。あとは襟の合わせをキュッ!と締める方が知的な女性らしさがでるので襟合わせも重要です。次に身八つ口から手を入れて手刀のように鋭いイメージで(片手でスッとシワを伸ばすように)で腰回りのお端折のもたつきを防いでいきましょう!

2本目の腰紐はどの位置になるのか教えて下さい〜

美蘭さん:だいたいみぞおちの位置に2本目の腰紐を1本目よりは少し緩く、あまり苦しすぎない程度に結びます。1本目が重要で着崩れ防止になるようにキツめ結ぶので。残った腰紐の端は回した紐に絡めるように処理して下さいね。さらにお肌着が隠れるようにキュキュキュッと全体を整えて美しく見えるように。

美香:なるほど。わかりました。お肌着が脇から覗かないようにするのもポイントなんですね!

美蘭さん:はい。ご自宅で浴衣を楽しむがテーマなので下段の着付けイラストにある14番・15番の伊達締めの工程は省略しています。伊達締めは浴衣の合わせを崩れにくくお端折をまっすぐに保ち、全体をスッキリと見せる細い帯の役割なので。しんどくなりそうな方ならば無理はなさらないでください。美香さんの場合は、選ばれた浴衣がお端折があまり出なかったので伊達締めがなくてもスッキリした印象になったかと思います。

ここまではなんとか順調♡仕上げの帯も要CHECK!

■ここまではなんとか順調〜次は帯!出来るかな〜?

美香:どう始めていいのかもわからないかも・・・先生どうしたら?

美蘭さん:浴衣¥74,800/誉田屋源兵衛、帯¥60,500、バッグ¥13,200/burself(すべてKAPUKI)、カチューシャ¥1,320/スリーフォータイム

美香:浴衣は着られるけれど帯が・・・と敬遠していた私もびっくりしたテクニック要らずの帯がこちら。あっという間に簡単装着なのに洒落っ気のある和装スタイルに。カチューシャのアレンジもお手軽でオススメです♡

■浴衣&帯のイラストも是非参考に♡

andGIRL資料提供/撫松庵

仕上げはヘアメイク♡

最後に相葉さ〜ん!今回のヘアメイクのポイントは?
浴衣¥74,800/誉田屋源兵衛(KAPUKI)、帯¥14,300/撫松庵、草履¥77,000/KAPUKI、ヘアピン[3本セット]¥1,650/スリーフォータイム

相葉さん:ヘアはセンターで分けてサイドだけ編み込ます。全体を真後ろにまとめてツイストしながらほぐして巻き込む。さらにニュアンスで髪の毛をつまみだしてシルエットをキープします。メークは薄めピンクをアイホールの上下に。スーッと目のキワに沿って細ライン的に薄めブラウンもひき、チークは頬の中心に明るい可愛らしいピンク、リップはベリー系でまとめました。以上です(笑)

セルフ着付けに挑戦した美香ちゃんの感想は?

「実際にトライしてみると帯は1回だけ習うのでは本当に難しい・・・練習も必要だな!って。まず、順序を覚えるのが大変だけれどそれ以上に達成感はあるし完成した時は、思いの外、感動でした。いままで浴衣までは着られたとしても帯まではハードルが高かったから余計にそう感じたのかも。いざ習ってみると、学びたいな!って気持ちが湧いてきたし、自分で着られたことが何かを1つ習得したかのような高揚感に繋がったかも。学びっていくつになっても大切ですね」

和装は奥が深く、スタッフも和の世界を学びたくなる撮影でした!

浴衣はもともと寝間着、湯上り着(湯帷子)として江戸時代などには涼しく着るものとして使われていました、と美蘭さん。少しくらいのアレンジも自由ですが外出する時などは特に着方や帯はキッチリと崩さずに着てほしいですね、とも。その理由は着崩すとだらしなく、踊りのときには決して襟元や後ろ襟を抜かないそうで、はだけ過ぎない方が上品な印象で着られるからです、と。確かに凛とした美しい所作は何事も着こなしから始まるのもかもしれませんね。

今回教えてくださったのは ・・・美蘭レンナさん
Profile

元宝塚歌劇団95期生花組娘役、日本舞踊藤間流師範 藤間美梨桜(ふじまみりお)、宝塚退団後はモデル、ファッションショーや舞台女優として活躍する傍ら、子役の演技指導や日本舞踊の魅力を伝えるため、現在は中高生へ日本舞踊の指導を行っている。

Welcome back to Instagram. Sign in to check out what your friends, family & interests have been capturing & sharing around the world.https://www.instagram.com/renna_miran33【協力店】

・KAPUKI:03-5724-3779

・スリーフォータイム:https://threefourtime,jp/

・撫松庵:03-3662-2630

・Lily Brown:http://www.lily-brw.com

モデル/美香 撮影/野口マサヒロ(WIND) ヘアメイク/相葉清志(eif) スタイリスト/井関かおり 取材・文/ウツノアイ

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