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読めそうで読めない!【咳く】「せきく」じゃないですよ~!

  • 2021.8.16
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簡単な漢字も、送り仮名がつくと読み方がわからなくなる場合があります。 読み方が多岐に渡る漢字は多く、戸惑った経験がある方も多いのでは? 今回はそんな難解漢字のひとつを、読み解いてみましょう!

(1)「咳く」の読み方

ご紹介するのは、「咳く」という漢字です。 初めて目にした、という方も多いのではないでしょうか? 「咳」は「せき」と読みますが、「せきく」とは読みません。 「咳」の他の読み方を知らないと、読み解くのは難しいでしょう。 正解は、「しわぶく」と読みます。 どのような意味をもつ言葉なのかも、合わせて調べてみましょう。 (『広辞苑』より)

(2)「咳く」の意味

「咳く」は漢字の通り、「咳をする」ことを意味します。 また、「咳払いをする」という意味ももっていますよ。 風邪で咳が止まらないというよりは、「あえて咳をして合図を出す」というようなニュアンスをもっているので、使い方を誤らないようにしましょう。 (『広辞苑』より)

(3)「咳く」の使い方

「咳く」という言葉は、古くは平安時代に書かれた「枕草子」「蜻蛉日記」にも使われています。 現代でも書き言葉として俳句やエッセイに使用されており、目にしたことがある方もいるでしょう。 「咳く」の使い方で多いのは、「咳きひとつ聞こえない」という文章です。 咳払いひとつ立てる人がいないということで、とても静かな様子を意味する表現となっています。 また、「咳く」と書いて「せく」という読み方もあります。 こちらは、「しわぶく」と同じ意味をもっている言葉です。 話し言葉としては、こちらの読みが使われる場合が多いでしょう。 (『広辞苑』より) 今回は「咳く」の読み方や意味、使い方をご紹介しました。 古典的な言葉で、「咳をする」と書くよりも風情が感じられますね。 文献に使われている場合もある言葉なので、この機会にぜひ覚えておきましょう。 (恋愛jp編集部)

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