1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【江古田】~ 今や貴重な町の古本屋さん『snowdrop(スノードロップ)』~

【江古田】~ 今や貴重な町の古本屋さん『snowdrop(スノードロップ)』~

  • 2021.8.16
  • 1591 views

こんにちは! 三度の飯より猫が好き。 日常に潜むささやかな幸せをついばむ野良ライター佐伯プリスです。

最近は実店舗を持たずにネット販売専門にシフトする古書店が増えてきました。 特に目的もなく店内を歩き、ピンときた本を手に取ったら思わぬ出会い!という経験ができなくなるのは寂しいものです。 そんな中、江古田駅北口に新たに開業された素敵な古本屋さんを見つけました!

出典:リビング東京Web

思わず足をとめてしまう店構え

気遣いによる居心地の良さ

2021年4月にオープンしたsnowdropさんは西武池袋線江古田駅北口から練馬東税務署方面に少し歩いた場所にあります。 店頭に並べられたラインナップに思わず足を止め、そのまますっと店内に引き込まれる店構え。見やすくカテゴライズされた書籍が並び、店主の南さんのセンスが感じられます。 駅前商店街からはやや離れていますが、このあたりには美味しいパン屋さんやカフェがあり散策するにもってこいのエリア。 こじんまりとしたお店なので何も買わずに出るのを気まずく感じてしまいがちですが、次に期待して何度でも足を運んで頂ける店でありたいとのことで、お客さんがプレッシャーを感じないように気を遣って下さっているので心配はご無用。

出典:リビング東京Web

店名のsnowdropというのはお花の名前だそう

充実したラインナップの理由

南さんは2021年2月に惜しまれながら閉店した練馬区の古書店界隈では有名なポラン書房さんに長年勤められ、そちらで培った古書販売のノウハウとご自身の感性で選び抜いた古書を書棚に並べていらっしゃるとのこと。 売れ筋や新品同様という理由だけで仕入れることはなく、書棚に並べた時のことを考えているのだそう。 店内には思わず「あ、これ学級文庫にあった!」と懐かしさがこみ上げてくるものから、 美術書、昭和の漫画、古い雑誌、王道の文学書も充実していて老若男女が満足できる偏りのないジャンルが揃っています。 南さんの妥協なき姿勢と書籍への愛情を感じ取った本好きの来店者が「売った後にどうなるかわからない大手古書店よりもsnowdropさんに売りたい」と希少本を持ち込まれることもしばしばだそうです。 こうして増えていくsnowdropさんの在庫が充実していないはずがありません。

出典:リビング東京Web

整理が追い付かずにカテゴライズ待ち本たちも

リピートしてしまう魅惑の書棚とポイントカード

いつ来ても書棚の本が1ミリも動いていない状態では退屈して足も遠のいてしまいますが、snowdropさんでは店頭に出している書籍をお値打ち価格にして季節や時事を意識したディスプレイを変えているので「今日は何かあるかな」とワクワクした気持ちで足が向きます。 さらにはポイントカードも貯めやすい設定で、500円で1ポイント、10ポイントで500円割引と、「これなら私でも貯められる!」というありがたさ。

出典:リビング東京Web

昭和の婦人雑誌付録

出典:リビング東京Web

ノスタルジックな児童書

出典:リビング東京Web

母の本棚にあった気がする実用書

出典:リビング東京Web

昭和の小学生の書棚にありそうなラインナップ

出典:リビング東京Web

サブカル垂涎棚

出典:リビング東京Web

思わず手が伸びる好奇心をくすぐる書棚

古書は世代を超えて生き延びる

高校生が数名でワイワイ来店して古い漫画を見て「あ、これうちの親が好きなやつだ!」とその場で親御さんに連絡をして購入して帰ったり、電子書籍に慣れたお客様が紙のページをめくって巻末の発行年月日の古さに驚く姿、古びた表紙を見つめて何かしらを感じている様子を見ると「古本はまだまだイケる!」と南さんにも力が湧いてくるそうです。 古書店を利用したことがない方や、本はあまり読まないという方も出かけてみたら思いがけない発見や刺激を得られる可能性大の古書店snowdropさんです。

『snowdrop』 URL:https://booksnowdrop.com/ 住所:練馬区江古田栄町24-4-1F 電話:03−6356−5426 営業時間:11:00~20:00 定休日:月・水 西武池袋線「江古田駅」北口徒歩5分 西武有楽町線・副都心線「新桜台」駅2番出口徒歩3分

元記事で読む
の記事をもっとみる