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おもに東京、ときどき尾道。セカンドタウンを旅する

  • 2021.8.16

観光ではなく現地に長期滞在しながら東京にはない価値観や生き方を発見する旅「Second Town Journey」。その第一弾の旅先に選んだのは、尾道。尾道を生きるクリエイティブでアットホームな人々の魅力を私たち編集部が東京目線で語っていきます。

東京だけじゃない、もうひとつのこころの居場所を探す旅

旅先を選ぶとき、当たり前だけど「東京にはないもの」を求めます。東京にはない自然豊かな景色、東京にはない地元のグルメ、東京にはない時間の流れ……。できるだけ非日常を求めてストレス発散や癒しを得るわけです。

リモートワークが浸透し、休暇と仕事をうまく組み合わせるワーケーションが可能になったことで、これからは旅先に長期滞在できるチャンスが増えていきます。1週間以上、しかも仕事や人間関係の一部をリモートでもちこみながら過ごす旅は、「東京にはない○○」体験のバリュエーションをもっと拡張されていくことでしょう。

それは、東京ではできない「暮らし」をしたり、東京では気づかなかった「自分」を発見したりという深い体験。もちろん、どこに行っても最初は観光気分。でも長く滞在することで「暮らす街」としてのリアルな息遣いを感じたり、現地で生きる人との交流のチャンスが生まれます。

そして、東京にはない、つまり自分にはなかった価値観や生き方の発見につながっていく。しかも、「旅の恥はかきすて」ではないけれど、日常に戻ったらさっぱり忘れてしまうのではなく、その深い体験は東京に戻ってからの生活や生き方にしっかりとポジティブな影響を与えてくれるのです。

東京にはない自分を、東京だけじゃない日常の中で過ごしてみる。その体験を東京の暮らしにフィードバックする。それはまさに旅先を東京のセカンドタウンのように暮らしてみる新しい旅のカタチ。

人、場所、自然から尾道のクリエイティブを感じる

今回、私たちが選んだ旅先、セカンドタウンは広島県の尾道エリア。長く滞在し、東京にはない暮らしや自分を発見できる場所として最初に行ってみたかった街です。

ひと昔前は、大都市・東京がカルチャーの発信地だったなかで、いま、そのクリエイティビティは地方へ分散されています。その象徴が尾道。ここには、自分の意思で何かを切り開くチャレンジ精神が旺盛な人たちがいて、仲間を集めて新しいクリエイティブなムーブメントが続々と生まれているのです。

全国的にも珍しい、海と山に囲まれた地形の尾道。そこに時代の異なる歴史的建築物が立ち並び、独特の都市空間を作っています。尾道を語る上で欠かせないのが、その風情ある街並みと地域に根付く文化。そして、街にそんな気風が根付いているのには、強い意思を持ち行動する地元の人々の働きかけがありました。

尾道という街を知り、尾道で日常を過ごし、尾道の人と繋がることで、東京で編集者として働く私たちは、新しい価値観や仕事観を見つけることが出来るのではないか。そんな期待を込めて、編集部はフォトグラファーのもろんのんさんと一緒に長期滞在を敢行。そこで得られた体験を備忘録として綴ります。

特集ローンチを記念して、編集部が選んだ「尾道のお土産」をプレゼント

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