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勘違いしているかも?【盂蘭盆】これなんて読む?ヒント:夏のあの時期です

  • 2021.8.14

本来の意味とは違う意味で使われている言葉はありませんか。 「盂蘭盆」もそのひとつです。 今までの勘違いしてきたことを、ここで正していきましょう。

(1)「盂蘭盆」の読み方

「盆」という字が入っているので、もしかしたら?と思った方もいるでしょう。 そう、夏のあの時期のことを言いますよ。 正解は「うらぼん」です。 一度は耳にしたことのある、身近な言葉ではないでしょうか。 とくに落雁を見ると、お盆や本格的な夏がきたなと思いますよね。 「盂蘭盆」はお盆の正式名称であり、うら(裏)の盆ではありません。 ここを勘違いしている方が一番多いのではないでしょうか。 (『広辞苑』より)

(2)「盂蘭盆」とは?

勘違いされている「盂蘭盆」ですが、本来はどのようことをいうのでしょうか。 さっそく解説していきますね。 「盂蘭盆」とは、祖霊を死後の世界で苦しみの世界から救済するための仏事のこと。 これが本来の盂蘭盆のことです。 地域によって、盂蘭盆の時期ややり方は異なります。 陰暦7月13日から15日を中心に行われ、種々の供物を祖先の霊・新仏・無縁仏に備えて冥福を祈るのです。 一般的には、墓参りや霊祭りを行い、僧侶にお経を読んでもらいます。 ナスやきゅうりで牛や馬を作るのもひとつ。 提灯を出したり、落雁などの供物を用意したりなど意外と準備することが多いです。 (『広辞苑』より)

(3)「盂蘭盆」の由来

「盂蘭盆」自体は、仏教の本場であるインドが発祥です。 インドから中国に、中国から日本に伝わり、今現在の盂蘭盆が定着しています。 国によって盂蘭盆は違うのです。 そんな盂蘭盆ですが、じつは怖い言葉から誕生しています。 「盂蘭盆」は、サンスクリット語で「ullambana(ウランバナ)」が元です。 訳すると、倒懸となり、意味は逆さ吊りの苦しみという意に……。 誰からも供養されず放っておかれている霊は、逆さ吊りのような苦しみになるという意味合いがあります。 その苦しみから解放してもらうため、食べ物を備えて鎮魂させたことが盂蘭盆の由来です。 盂蘭盆には深い意味があります。 決して怖い意味ではなく、他人を思いやる気持ちを教えているのです。 (『広辞苑より』) 裏盆と勘違いしていることが多い「盂蘭盆」。 あなたがここにいるのは、ご先祖さまがいたからこそになります。 遊びに行く前に、感謝の気持ちとともにお墓に手を合わせましょう。 (恋愛jp編集部)

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