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エルメス財団 「スキル・アカデミー」の日本バージョンがスタート。テーマは「木」。

  • 2021.8.12
エルメス財団編『Savoir&Faire 木』(講談社選書メチエ/講談社刊)¥2,750
エルメス財団編『Savoir&Faire 木』(講談社選書メチエ/講談社刊)¥2,750

「スキル・アカデミー」の目的は、自然素材に注目し、その素材に関わる職人技術や手わざ=「スキル」の伝承、拡張、普及を目指すところにある。初年度の今年は「木」をフィーチャー。この取り組みは、『Savoir&Faire 木』(エルメス財団編/講談社選書メチエ)の刊行と、中高生向け秋のワークショップ「木に学ぶ、五感で考える Wood-Life learning 」(10、11月実施予定)のふたつで展開される。



『Savoir&Faire 木』は、専門家のみならず好奇心豊かな一般読者までを対象とした一冊だ。“木の国”と称されるほど、文化や生活が木と分かちがたく結びついている日本において、木の存在そのもの、そして木とともに育まれてきた「スキル」をどのように考えていくべきかを深く掘り下げる。歴史社会学者、哲学者、植物文化史研究者、建築史家、職人、アーティスト、デザイナー、調香師、発酵学者など、多岐にわたる分野の知見を横断しながら読み解いていく。

秋に行われるワークショップ「木に学ぶ、五感で考えるWood-Life learning 」では、これからの「スキル」をどう発展させることができるかを、中高生とともに考える。人間中心の時間軸ではなく、「木(Wood)」が生まれてから死ぬまで「生命(Life)」の長い時間に寄り添い、木を愛で、手や身体を通して木に学ぶ。

このワークショップは、10、11月の日曜に内容の異なる4つのプログラムを行う予定だ。中学生・高校生(13〜18歳)15名定員で事前申込制、また教育に関わる大人の参加者(各回2名)も並行して募集し、応募多数の場合は抽選となる 。実施日時や応募期間・応募方法、プログラムの詳細は追って発表される。

https://www.hermes.com/jp/ja/story/maison-ginza/

Text: Aya Hasegawa

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