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洗練の夏カジュアルを作る、シャツスタイル。

  • 2021.8.12

おしゃれ番長の栗山愛以が、週1でお届けするスナップ連載。今週は「シャツ」に注目。

文/栗山愛以

暑さにやられて前回はTシャツスナップを紹介したが、今回も引き続き軽やかなスタイリングをピックアップ。ミラノとパリのストリートからシャツの着こなし方を学ぶ。

バレンシアガ的着こなし術。

ミラノで犬の散歩をしていたこの方のいちばんのポイントは、デムナ・ヴァザリアのバレンシアガにおける初ランウェイショー(2016-17年秋冬)を彷彿とさせる、オーバーサイズのシャツを半分入れて半分出す手法。ショートパンツ+ミュールという超カジュアルな組み合わせに変化をつけている。薄手のソックスは好みが分かれそうだが素足よりはきちんと感が出るのかも。さらにミラネーゼゆえなのかイヤリングやブレスレットといったアクセサリー使いにも抜かりがない。ちなみに生き物全般苦手なのでペットを飼おうと思ったことはないのだが、精悍でかっこいい犬ですね。

ブランドパワーで寝巻き感回避。

お次はシャツといってもシャツドレス。マスクもしているし、ちょっと病院っぽい?!と一瞬思わせるが、ディオールのバッグやエルメスのサボの力を使ってそうではないことをアピール。足元を黒で締めたのもよかった。

細部のこだわりが光る、エフォートレススタイル。

最後は「ザ・エフォートレス」な方。着心地よさそうで、リラックスしたムードだが、絶妙なサイズ感やちょっとしたデザイン性、色の配置が考えられていてだらしなく見えない。サングラスやジュエリーも効いている。シンプルで魅力的に見せるためには細かい心配りが必要で、インパクトアイテムを用いて着飾るよりも難易度が高いような気がする。

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