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読めたらスゴい!【炭団】ヒント:相撲中継で聞いたことあるかも?!

  • 2021.8.10

あまり見聞きしない言葉にも漢字は存在します。 今回ご紹介する「炭団」もそのひとつ。 読み方を聞けば、中には聞いたことがある方もいるでしょう。

(1)「炭団」の読み方

「たんだん」や「すみだん」と読みそうになる「炭団」。 簡単な漢字の組み合わせほど、読み方に落とし穴があります。 この漢字は「たどん」と読みます。 「団」は「だん」ではなく「どん」となるのです。 読めた方はすごいです。 これは相撲で使われる言葉なため、相撲好きな方は耳にしたことがあるでしょう。 (『広辞苑』より)

(2)「炭団」の意味

「炭団」と相撲がどう関係するのか、ピンとこない人もいるでしょう。 さっそく、「炭団」の意味を紹介します。 「炭団」とは、木炭・石炭の粉末に布のりなどを混ぜ、球状に固めて乾燥した燃料のこと。 今ではあまり見ることがありませんが、お団子のような固形燃料です。 江戸時代でよく使われていました。 火がつくのもよく、おまけに長時間燃えるといったメリットをもっています。 その見た目から、転じて、相撲の黒星という意味で使われています。 白黒で勝敗を表す相撲だからこそですね。 (『広辞苑』より)

(3)「炭団」の語源

「炭団(たどん)」は、「たんどん」を省略させたのが語源です。 「たんどん(炭団)」は、文字どおり炭の団子のこと。 深い意味はないものの、非常にシンプルな語源ではないでしょうか。 (『広辞苑より』)

(4)「炭団」を使った言葉

「炭団」は、実際どのように使われているのでしょうか。 「炭団」を使ったことわざがあるので紹介します。 「炭団に目鼻」ということわざです。 この意味は、色が黒く醜い容姿のたとえになります。 不美人の容姿を表したことわざになり、あまり嬉しくない言葉です。 反対に、美人を表すことわざは「卵に目鼻」。 露骨に「美人」「不美人」というよりは、このような言葉で表すのもひとつです。 (『広辞苑』より) 昔の生活では、なじみのある「炭団」。 主流ではなくとも、どこかでは残っているのが漢字のいいところでもあります。 相撲を見ることがあれば、ぜひ周りの人に教えてあげましょう。 (恋愛jp編集部)

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