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海外のデザイナーのインテリア vol.4|〈Simone Wild〉ファウンダー兼デザイナー・Simone Wild

  • 2021.8.10

優れた美的センスを持つファッションクリエイターはどんな暮らしをしているのだろう?世界各国のデザイナーたちの自宅を訪問。心地よい空間づくりや家具の選び方、大切にしているオブジェまで、家とクリエイションの素敵な関係性が見えてきた。

Simone Wild
〈Simone Wild〉ファウンダー兼デザイナー

Stuttgart, DE

ドイツ南西部、シュトゥットガルトの街中の、行き止まりの静かな通りに居を構える〈シモーネ ワイルド〉のシモーネ。中に一歩足を踏み入れると、数々のアートや鮮やかなテキスタイルがまず目に飛び込んでくる。タトゥアーティストである夫のアレックスと彼女の共通の趣味がアートのコレクション。

「長年かけて集めていて、2人の友人の作品もたくさんあります。芸術は部屋にエネルギーを満たしてくれると思うんです。絵をみているうちに新しいコレクション案を思いつくこともあります」とシモーネ。

家具はシンプルな北欧ものが中心。そこに旅先で出合ったものをミックスしている。

「アートやインテリアは直感で選ぶことが多いですね。特にテーマはなくて、自宅はインスピレーションを刺激するより、くつろげるリラックスしたスペースであってほしいなと思っています」

ゆっくりと疲れをとって元気をチャージする。食べることが好きなシモーネにとっては、台所での料理の時間も欠かせない。

「家族や友人をここに招いて、美味しい食事と一緒に素敵な会話を楽しむひと時が最高です」

家の前のライラックの木の下にはテーブルとチェアを。

愛犬チャップリンは各室に自分のスペースを確保。

置かれた棚は地元の職人と一緒にアレックスが作ったオリジナル。“ユベール”と名づけ、もうすぐオーダー販売をスタートする。

シモーネのオフィススペース。色は少し控えめに黒と白で。デスクは機能的なエゴン・アイアーマンの名作。合わせたチェアはデンマークのもの。自分の会社を興したときに買った思い出深い一脚。

「リビングの植物はどんどん増えてジャングルみたいに」。明るいウッドの家具は少しずつそろえていった。ラグはこの家で一番長く愛用しているもの。

ベッドルームにはモロッコの色鮮やかなラグ。友人のアーティストが描いたオリジナルプリントの絵を飾ってある。

GINZA2021年7月号掲載

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