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小物選びを的確にする「5つの知恵」

  • 2021.8.9

スタイリストに教わる
ベーシックを高める小物

シンプルな服を「よりよく」変える、夏こそオシャレの分かれめとなる小物使い。スタイリストが小物を選ぶ&使う際に実践する「5つの役割」をもとに選ばれたアイテムをご紹介。
※コーディネートの写真は過去のGISELeで紹介したものです。

【スタイリストのプロフィール】

1.
【立体感】
➤身軽な服とのメリハリづけ
カットソーとデニムだけなど、ラフな服でも過ごせる季節だからこそ、見た目が間延びしやすい。「立体感」を意識するだけでも、手抜きに見えない奥行きがつくれる。

☑白のフリンジつきストール



ストール 28,600円/アソース メレ(アイネックス)

夏に似合う涼しいボリューム感。
「大判のストールを肩にかけたり手に持ったりすることで、あっさりしがちな夏服に適度なボリューム感が。上品なうえ、夏らしさも上乗せできる白を選択」(高木千智さん)

☑デニム地の巾着バッグ


デニム巾着バッグ 39,600円/VASIC(ヴァジックジャパン)

単調見えを防ぐコロンとした形。
「使用頻度の高い巾着バッグ。立体的なフォルムの小物が1つ入るだけで、さらりとしたコーディネートにも厚みが出て、シンプル以上の仕上がりに」(出口奈津子さん)


☑ナイキの白スニーカー


白スニーカー 9,900円/ナイキ スポーツウェア(NIKE カスタマーサービス)

あからさまなハズしで強弱を。
「ビーサンでハズしがちだったワンピースに、今季はスニーカーを合わせたい気分。メンズ寄りのデザインで、カジュアル度を強めたい」(樋口かほりさん)


☑BIGサイズのかごバッグ


バッグ 75,900円/JAMES PERSE(ジェームス パース 青山店)

体型を華奢に見せるサイズ感。
「BIGサイズのバッグも、シンプル服に意表をつく+αとして作用。極端なサイズに目がいき、きゃしゃな体型に見せられるのも隠れたメリット」(岩田槙子さん)

KEYWORD 02
【親しみ】
➤「Tシャツにつり合う」で選択
気楽ゆえに出番も多いTシャツだから、少しの変化が必要。プレーンなTシャツに足してもミスマッチにならず、かつ確実にムードを上乗せできるシンプルな小物とは?

☑ころんとした白アクセのセット


イヤリング 4,860円、リング 5,400円、ネックレス 11,880円/以上アビステ

パール感覚で丸みのあるアクリル。
「ぽってりした形とやさしいエクリュが、ヴィンテージのようで好み。パールが難しいと感じるとき、上品なのにくだけた印象もあるアクリルが使える」(渡邉恵子さん)


☑白×レザーのサスペンダー


サスペンダー 参考商品/Levis® Vintage Clothing(リーバイ・ストラウス ジャパン)

白Tになじみつつエッジを。
「ふつうのボトムをデザインボトムっぽく引き上げられて優秀。黒や茶色もいいですが、白Tとのワントーンを楽しみたくて白を選びました」(樋口かほりさん)

KEYWORD 03
【ひとクセ】
➤無地の服に合う色&柄
ただシンプルなだけでは退屈。かといって悪目立ちもNG。間のバランスをとりもつ、柄や色などの遊び心を含んだ「あるとなおいい」小物を選出。

☑ギンガムチェックのバッグ


バッグ 24,750円/カミング オブ エイジ(アーバンリサーチ ルミネ新宿店)

落ち着く黒配色で大人をキープ。
「大人に似合うハズしとして、レトロな小物を推薦。フリルやリボンほど甘くなく、まじめさもあるギンガムが気になります」(岩田槙子さん)

☑ロゴ入りのエコバッグ



エコバッグ 5,500円/OPEN EDITIONS(エスケーパーズオンライン)

エコバッグだから試せる遊び。
「ロゴT的なハズしの効果を期待できるけれど、エコバッグなので気負わず使える。キャッチィなロゴもモノクロなら大人っぽさを保てます」(出口奈津子さん)

☑グリーンのニットカーディガン


カーディガン 26,400円/カレンテージ(マルティニークルコント ルミネ有楽町)

色はやさしい質感のニットで投入。
「カンフル剤として鮮やか色を足すのも手。くたっとした風合いのニットならとっぴに見えず、こなれた印象も漂います」(岩田槙子さん)


KEYWORD 04
【ワンポイント】
➤意外性のあるアイテム
わかりやすく変化をつける、意表をつくデザインや素材を一点投入のアクセントとして活用。普段着を少しだけ特別に見せるギアをご提案。

☑ベージュのフェルトハット


ハット 47,300円/BROOKES BOSWELL(ザ ストア バイ シー 代官山店)

夏にあたたかみというギャップ。
「フェルトハットのぬくもりが、露出の増える夏服に品を与え、肌感をなごませてくれます。ストローハットのように使える薄色が簡単」(渡邉恵子さん)


☑シルクのバンダナ柄スカーフ


スカーフ 8,580円/マニプリ

バンダナなのにキレイを導く。
「アクティブなイメージのバンダナ柄も、シルクのスカーフだと上品な装飾に。首やバッグに巻きやすい細長の形もポイント。繊細な光沢により、無地のTシャツもレディライクに好転」(高木千智さん)


☑メッシュ風のローファー


ローファー 52,800円/ヘリュー(ロク 渋谷キャットストリート)

重厚なローファーながら隙もある。
「重量感のあるローファーは、真夏の服に対して重く感じることもあったのですが、肌がのぞくデザインならサンダル的に使えて活躍必至」(岩田槙子さん)

KEYWORD 05
【信頼できる脇役】
➤見えないところを支える
ふだんなんとなく選びがちなインナー類も、薄着の季節だと存在感を増してくる。細部まで抜かりなく選択することで、レベルアップをはかれる名脇役。

☑ブラウンのパッドつきキャミ


パッドつきキャミソール 8,800円/CASA FLINE(CASA FLINE表参道本店)

配慮のある上品なストラップ。
「白黒のかわりに茶系を選ぶだけで感度が上がって気分も上昇。サテンに切りかえられた細ストラップは、万が一見えてしまってもやぼったさゼロ」(渡邉恵子さん)

☑黒のリブソックス



ソックス 1,650円/ブルーフォレ(ebure GINZA SIX店)

黒いシューズの可能性を広げる。
「黒のパンプスやサンダルに合わせて、夏の”ブーツ風”に使いたい。甲部分まで細いリブが続いているから、サンダルの下にはいても違和感なく、女らしさもかないます」(樋口かほりさん)

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