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イラストレーター・小田原愛美「愛おしい相棒たちと過ごす場所」|クリエイターたちの快適空間に潜入 vol.5

  • 2021.8.9

ファッションやアートなど、さまざまな分野の表現者たちが作りあげたプライベートルームを拝見。もの選びの基準、色彩へのアプローチ、スペースの捉え方。それぞれが追求する“居心地のよさ”とは?

愛おしい相棒たちと過ごす場所

小田原愛美
イラストレーター

ぬいぐるみにフィギュア、ポップカラーに彩られたアートが所狭しと並ぶ、小田原愛美さんの賑やかな住まい。

「制作も家で行うので、基本的には引きこもり(笑)。だからこそ気に入ったものに囲まれていたいし、そこへの投資は惜しみません。今はゾンビコレクションを集約できるドールハウスを狙っています」

実家から譲り受けたJames Rizziのイラスト作品をはじめ、デザイナーだった父のDNAもちらほらと感じられる。

「小さい頃から、タワーレコードに一緒に行くと、気になるCDやレコードは全部買ってくれました。私の収集癖は父からの影響が大きいかもしれません」

家具や雑貨は好みの色を組み合わせて配置。随所にちりばめられたアニマルモチーフやヒョウ柄もスパイスを効かせる。

「よく行くのは渋谷の中古家具屋『memo』。ミッドセンチュリーの家具やシノワズリについ惹かれてしまいます」

収まりきらないぬいぐるみは天井に。どこにいても、視線の先には愛着のあるものたちが。小田原さんのクリエイションを後押ししてくれる、大事な存在だ。

映像ディレクターの夫と仲良く向かい合い作業する仕事場。大好きな紫でそろえた〈ビスレー〉のキャビネットと〈ヴィトラ〉の椅子に、赤や黄色の収納小物…。ポップカラーがアクセントになった空間。

小説や資料が並ぶ棚の上にはマイペットモンスターがぎゅぎゅっと集合。

棚上に並ぶインテリア雑貨の中には小田原さんの自作も。「〈raawii〉の器には紙粘土で作ったフルーツ風のオブジェ。2匹の黒豹の置物が気に入ったので、似た感じの長〜い生き物も作ってみました」

ソファで愛犬ニコとくつろぐ。壁際には13年以上乗っている愛用の自転車。ハンドルには、ガーフィールドのぬいぐるみが。

〈USMハラー〉の棚に、収集しているホラーグッズがずらり。フェイバリットは『エルム街の悪夢』の主人公フレディ・クルーガー。「丸いキャンバスの絵は一昨日描いたばかりのもの」

レコード棚の上の絵は、日本在住のフランス人アーティスト、Quentin Chambryの作品。

円形にくりぬかれた珍しい天井。「なぜかブルーの間接照明でライトアップされる仕様になっているのですが……(笑)。『イデー』で購入したライトでモダンにアレンジしました」

GINZA2021年7月号掲載

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