洗濯のプロ直伝！「白を買ったときの白さを保つ＆取り戻す」には？

汚れや劣化がすぐに目立ってしまう、デリケートな「白」は汗ばむ夏こそ気になる課題。買ったときの風合いや清潔感を維持するためのメンテナンス方法を洗濯、修理、洋服のプロからヒアリング。
(※取材した方々のプロフィールは記事末にあります）

Q1.
買ったときの白を保つには？
➤弱アルカリ性粉末洗剤でこまめに

・衣類の黄ばみの原因となるのは、着用時に避けられない汗や皮脂の汚れ。繊維に汚れをなるべく残さないように、洗浄力の強い弱アルカリ性の洗剤でこまめに洗うことが大切です。時間がたつほど汚れが奥まで染み込み、除去が難しくなります。液体よりも高い洗浄効果が望める粉末洗剤がオススメ（小石川さん）

・色移りを防ぐには、白と色柄ものの服を別々に洗濯するのがベター。時間がないときや、どうしてもまとめて洗いたいときは色移り防止シートの活用を（machimohoneyさん）

ドクター ベックマン カラー&ダートコレクター 色移り防止シート 30枚入り 1,155円／ハッピーツリー
➤黄ばみやシミには「酵素の力」を

・黄ばみやシミが気になりはじめたら、洗濯前に酵素入りの洗剤で部分洗いして汚れを落とすのがポイント。皮脂汚れのもととなるタンパク質を酵素が分解してくれるので、買ったときの白さがとり戻せます（machimohoneyさん）

・がんこな黄ばみには、40度くらいのぬるま湯に酸素系漂白剤配合の粉洗剤をとかし、つけ置き洗いするのもオススメです（小石川さん）

・えりやそでなど細かい部分の汚れには、ウタマロ石けんのような部分洗い用のアイテムが使いやすい！（ハナさん）

Q2.
白い靴の正しいケアって？
➤レザーは「下ろす前」が肝心！

・汚れが定着しないように、とにかく汚れたらすぐ落とすことを心がけて。前提としては、はき下ろす前の靴磨きが重要。新品の靴でも、まずは表面と内側をステインリムーバーでふいて汚れを落としてからクリームで保湿し、革をしっとりとした状態にしておくと傷がつきにくくなります。最後に防水スプレーを吹きかければ汚れも防げます」（家久来さん）

〈左から〉ステインリムーバー300 300mL 2,200円、プロテクターアルファ 220mL 1,650円／ともにM.MOWBRAY（R&D） 汚れを落とすリムーバーと、雨や汚れから守る防水スプレー。

➤スニーカーは「洗った後」が肝心！

・洗剤のアルカリ成分が生地に残ると日光と反応して黄ばんでしまうので、中性洗剤や洗濯石けんでの水洗いがオススメ。洗剤の種類に限らず、洗浄成分が残留すると黄ばみの原因になるので、いずれにしても十分なすすぎと乾燥が最重要です」（小石川さん）

ラバーソールイレイザー No.03 1,100円／マーキープレイヤー スニーカーのラバーやソール部分用、植物性素材の消しゴム。

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GISELe WEBで4つのQ&Aを公開
【洗濯のプロ直伝】「買ったときの白さを保つ・取り戻す」４つの方法

【SPECIAL THANKS】
とみおかクリーニング
小石川 良美さん
＠tomiokacleaning
創業70年「とみおかクリーニング」ブランドマネジャー。ワンランク上の仕上がり＆肌・衣類・地球にやさしいをコンセプトに長年愛されるクリーニング店。オリジナルの洗濯洗剤が大人気。

PIGGYS shoerepair
家久来 望美さん
＠piggys_shoerepair
女性目線の丁寧な仕上がりが評判の靴・鞄リペアショップ店主。「靴がキレイになって長くはける喜びを少しでも多くの方に知ってほしい」という想いから、確かな技術を手頃な価格で提供。

洗濯ブロガー
ハナさん
＠hana_labnote
ホームクリーニング歴15年のノウハウを生かし、「家庭でキレイになる」手軽な洗濯方法を紹介するブログ「ハナの洗濯ラボノート」が人気。衣類のアンチエイジング洗濯術を研究中。

スタイリスト
小山田 早織さん
＠saorioyamada
数々の雑誌や広告で活躍する人気スタイリスト。等身大かつ洗練されたオシャレが参考になるとインスタグラムでも圧倒的な支持を得ており、Ezickのクリエイティブディレクターも務める。

スタイリスト
渡邉 恵子さん
KIND MANAGEMENT
GISELeでは大人の甘さをほどよく加えた、絶妙なさじ加減のシンプルなスタイリングに定評あり。職業柄服のシワには特に気を使っており、ふだんからスチーマーの使用は欠かさない。

インフルエンサー
machimohoneyさん
＠machimohoney
体や肌にやさしいオーガニックアイテムを紹介するインスタグラムは、わかりやすい商品レビューが必見。元アパレル勤務の経験を生かした、身近なものを使った洋服のケア知識も豊富。