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「どうしてもダメですか」教育実習生の譲れない思いとは?【LINE事件簿 #114/先生の放課後5】

  • 2021.8.6

どうも、LINE探偵です。

僕の元には日々「LINE事件簿」が寄せられています。

LINEはいつだって事件の発端になりうるもの。大喧嘩につながるハプニングから、つい笑ってしまうプチアクシデントまで……。あなたも身に覚えがあるのではないでしょうか?

そんなLINE事件簿の中から、特に印象的だった事件「先生の放課後」をみなさんにご紹介します。

「先生の放課後」その5

中学2年のクラスの担任を受け持つ島田裕香さん(仮名・30歳)の下に教育実習生としてやってきた工藤律也くん(仮名・22歳)。

順調に教育実習を進めていた律也くんですが、ある日、男子生徒と個人的にLINEのやり取りをしていることが発覚!すぐに事情を聞き取り、生徒と律也くん2人に厳重注意をした裕香さん。

「注意した時は『すみません』と謝罪をしていた律也くんですが、どうも納得がいかなかったようで……(苦笑)、実習期間の最後の週末にLINEしてきましたよ」

裕香さんは、生徒たち(中学生)と会わないように学校から5駅離れた駅前の居酒屋へ律也くんを誘いました。

律也くんも、裕香さんが言っていることは頭では分かっているようでした。しかし、「健太くんのことが心配なんです」と主張を譲りません。ですが、それは許されません。

「工藤先生(律也くん)の思いはとても大切ですし、教師というものに慣れてきている自分たちには、ハッとさせられる部分もあるんですけどね……」

もちろん、裕香さんも律也くんの気持ちも痛いほど分かっています。そんな時、彼がポツリと言いました。「健太くんはあの頃の僕なんです」

どういうことでしょう?

次回のLINE事件簿もお楽しみに。

(LINE探偵)

※LINE事件ご提供者本人の許可を得て掲載しています
※個人が特定されないよう、名前や内容は一部変えています

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