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送り仮名にも注意!【頽れる】なんて読むの??

  • 2021.8.6

難読といわれる漢字は、数多く存在しています。 しかし、難読の中には「これいつ使うの?」と思うものも……。 今回ご紹介する「頽れる」も、そのひとつです。

(1)「頽れる」の読み方

「頽れる」は「くずおれる」と読みます。 初めて聞いたという方も多いでしょう。 つい「お」を忘れ、「くずれる」と読みそうになる漢字ですよね。 「頽れる」は「くずおれる」なので、「お」を忘れないでください。 (『広辞苑』より)

(2)「頽れる」の意味

読み方が「くずおれる」であることから、なにかがくずれるのが想像できるでしょう。 「頽れる」には、2つ意味があります。 「衰える。衰弱する。力をなくす」と「くずれるように倒れる。または、座る」です。 うなだれるように倒れるといった様子をさします。 意外にも日常生活で、「頽れる」という状況は多いもの。 全力疾走し、ゴールとともに燃え尽きた。 これぞ、まさに「頽れる」という言葉がピッタリの状況になります。 (『広辞苑』より)

(3)「頽れる」の使い方

どのように「頽れる」と使えばいいのでしょうか。 話し言葉ではなかなか使う場面は少ないですが、文章としては下記のように使います。 「大好きな愛犬が急死し、私の心が頽れた」 「全力で試合に臨み、勝利の点数を決めた同時に終了の合図がなり、その場に頽れた」 (『広辞苑より』)

(4)「頽れる」と「崩れ落ちる」は同じ?

似たような感じの「頽れる」と「崩れ落ちる」ですが、少し違います。 先ほども説明しましたが、「頽れる」は燃え尽き倒れるといった意味です。 一方、「崩れ落ちる」は「落ちる」とあるように崩れて落ちます。 落ちると倒れるはニュアンスが異なるので、似たような漢字でも意味が違ってくるのです。 似ているので、つい崩れ落ちるも頽れるも同じと思いがち。 正しく理解し、使い分けてくださいね。 (『広辞苑』より) 話すうえで使うことがほとんどない「頽れる」。 たとえ、話し言葉として使うことがなくても、教養として知っておくといいでしょう。 その知識が、いつか華ひらきますよ。 (恋愛jp編集部)

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