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「今日中に生まれそう」を信じて耐えた!けれど32時間が経過して…!?【出産体験談】

  • 2021.8.5

5人出産した母から、出産までに時間がかかったり、難産だったという話を聞いたことがありませんでした。また、私より先に出産を経験した妹も、陣痛から十数時間かかったものの、安産だったと聞いていたので、私も当然2人と似たような出産体験になるんだろうなと安心しきっていました。そんな私が体験した出産までの道のりについてご紹介します。

「今日中に生まれますよ!」を信じて

妊娠38週4日の朝6時、便意にも似た痛みを数分おきに感じたので早速病院に連絡。7時に病院へ到着し診察を受けると、子宮口がすでに開き始めているので「今日中に生まれそうだよ!」と助産師さんからうれしい言葉が。

でも、よく考えるとその時点で「今日中? そんなに時間がかかるんだ」と疑問に思ったものの、その言葉を信じて、あとちょっとで生まれるんだと期待に胸を膨らませていました。陣痛も7分おきにきていましたが、痛みはさほど強くなく、まだまだ笑って過ごせる程度でした。

激しい陣痛、でも子宮口が開かない!

その後、子宮口がなかなか開かず、結局今日中に生まれるという予想とは裏腹に日をまたぐことに。そのころには、陣痛の間隔は4分おきになり、腰を押してもらわないと痛みに耐えられないほどまでになっていました。

早く分娩台に移動して陣痛から逃れたい!と願っていたものの、まだまだ子宮口が開いていないから分娩台へは行けないと言われるだけ。深い眠りに落ちても激しい痛みで目が覚め、また収まると眠るを繰り返し、とうとう朝を迎えました。

陣痛開始から32時間後、分娩台へ!

午後2時、数分おきにくる激しい痛みを伴った陣痛に耐えながら、子宮口が10cmと十分に開いたので、助産師さんから分娩台に行けるという言葉をようやくいただきました。

陣痛が身もだえるような痛みになってから実に15時間後、寝ずに腰を押してくれていた夫も疲労困憊のなか、ようやく分娩台に上がることに。しかし、やっと終わると思ったのも束の間、今度は陣痛の間隔が12分おきになり始めたのです。

最後の最後に陣痛促進剤の投与

私の疲労がピークに達していたため、陣痛の間隔が狭くなるのを待てないという判断から、陣痛促進剤を打つことに。陣痛促進剤を打って効き始めるまで1時間ほどかかり、その後、陣痛の間隔が狭まってから約30分後、無事に第1子を出産することができました。

分娩中はつらい陣痛とおさらばできるという喜びのほうが勝っており、つらいというよりは、やっと終わるというワクワクのほうが強かったです。

出産前、いろいろな方から出産体験を聞きましたが、自分のお産は体験するまでわからないと痛感しました。また、私の場合は出産そのものよりも陣痛のほうがはるかにつらかったことがとても意外でした。私は現在、第2子・第3子となる双子を妊娠中です。どんなに長くかかろうと終わりのない出産はないので、愛しいわが子に会うため、出産に向けて今から心構えをしておこうと思います。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/助産師REIKO


著者:山口まなみ

2歳の女児の母で、5月には双子を出産予定。韓国人の夫と家族3人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。

ベビーカレンダー編集部

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