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トマトの旨味がぎゅっと詰まったさっぱりスープ"クラシックガスパチョ"

  • 2021.8.8

手軽にビタミン補給ができるガスパチョは、元は暑い夏に農家の人々が水筒に入れて作業の合間に飲むものでした。家庭ではいつも冷蔵庫に入っていて、前菜だけでなく、喉が渇いたときなど、いつでも取り出して飲んでいます。スペインの夏の定番家庭料理をマドリード滞在歴14年の料理研究家、丸山久美さんに教えてもらいました。

トマトの旨味がぎゅっと詰まったさっぱりスープ"クラシックガスパチョ"

■“ガスパチョ”のつくり方

暑い季節にさっぱりと飲める冷たいスープ。トマトは真っ赤に熟したものを使うのがおいしくつくるポイント。にんにくは少量でも辛味がきくのでお好みで調整を。きゅうりは皮をむいて加えるときれいな色に仕上がります。


◇材料 (4人分)

トマト:500g(完熟のもの)
きゅうり:1本
ピーマン:1個
玉ねぎ:1/4個
食パン:1枚(8枚切り)
オリーブオイル:大さじ3
白ワインビネガー:大さじ2
塩:小さじ1/2
にんにく:ごく少々(すりおろし、好みで)
トッピング:適量(トマト、きゅうり、玉ねぎ、ピーマン、パンなどのみじん切り、オリーブオイル)


(1)下ごしらえ
きゅうりは皮をむく。そのほかの野菜もすべてざく切りにする。食パンは耳を落とし、水150mlにつけてふやかしておく。

(2)野菜を攪拌する
ミキサーまたはハンドブレンダーに1の野菜と、軽く水気を絞った食パンを入れ、撹拌する。にんにくを入れる場合はここで一緒に入れる。

(3)乳化させる
2にオリーブオイルを少しずつ加えながら、さらに撹拌し、しっかりと乳化させる。

乳化させる
乳化させる

(4)仕上げ
なめらかになったら、白ワインビネガーを加え、塩で味をととのえる。容器に入れて冷蔵庫で冷やし、食べる際に好みのトッピングを添える。

完成
完成

――教える人

「丸山久美 料理研究家」

ツアーコンダクターとして世界中を回った後、スペイン・マドリードで14年暮らす。2001年に帰国後は、スペインの家庭料理を中心に料理教室を主宰しながら雑誌やウェブでも活躍。著書も多数出版。


文:鹿野真砂美 写真:宗田育子

※この記事は四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。

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