1. トップ
  2. 14歳少女の性の目覚め、そして嘘…『17歳の瞳に映る世界』エリザ・ヒットマン監督の原点とは?

14歳少女の性の目覚め、そして嘘…『17歳の瞳に映る世界』エリザ・ヒットマン監督の原点とは?

  • 2021.7.31
  • 1501 views

ヒットマン監督が描き出す、少女が味わう苦い恋物語

『17歳の瞳に映る世界』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したエリザ・ヒットマン監督。その長編デビュー作である『愛のように感じた』の本予告が解禁された。

本作は、14歳の少女・ライラが経験する苦い恋の物語。ライラ役をつとめたジーナ・ピエルサンティをはじめ、出演している俳優の多くはヒットマン監督が現地で直接スカウトしたという。

舞台は夏の日差しが降り注ぐ、ブルックリン郊外。まだあどけなさの残る14歳のライラは、経験豊富な親友のキアラとそのボーイフレンドのパトリックと共に、ビーチに遊びに出かける。終始、体を寄せ合うキアラとパトリック。そんな2人の様子をライラは浮かない顔で見つめている。するとそこへ、地元の大学生サミーが通りかかる。ライラはタトゥーの入った年上のサミーに一目で心を奪われる。サミーが「誰とでも寝る男」だと知ったライラは、あらゆる口実を作ってサミーに近づこうとする。ところが、背伸びして嘘を重ねるうち、ライラは思いもしなかった状況に陥っていく……。

本映像に収められたのは、ライラが親友のキアラとその彼氏を、虚ろな表情で眺めている様子。そしてライラがサミーに一目で心を奪われる瞬間。その後、サミーの気をひくためについた嘘によって、ライラが危険な立場に追い込まれて行く姿が描かれている。14歳の少女の性と青春の刹那を切り取った本作に注目したい。

『愛のように感じた』は、8月14日より公開。

元記事で読む
の記事をもっとみる