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オリンピック選手村でのアウティングが問題に、LGBTQ+選手の命に関わる危険な行動

  • 2021.7.30

オリンピック選手村に暮らすLGBTQ+選手たちのアウティング行為が、ツイッターやTikTokにて問題になっている。(フロントロウ編集部)

※画像はイメージです。

ツイッターやTikTokでアウティング行為

LGBTQ+であることをオープンにしている選手が史上最も多い五輪である東京オリンピック2020を巡り、米Insiderが心配な報道をした。米Insiderの調査により発覚したのが、ツイッターやTikTokでのオリンピック選手のアウティング行為。アウティングとは、本人の承諾なしに他人がその人のセクシャリティを周囲に公表すること。

画像: ツイッターやTikTokでアウティング行為

フロントロウでは詳しい手法の明記は避けるが、米Insiderによると、アウティングを行なっている者たちはある方法で選手村に暮らすLGBTQ+の選手のオンラインアカウントを見つけ出し、顔写真や個人情報つきでツイッターやTikTokに公開しているという。

東京オリンピックが開幕してからは同様の手法でオリンピック選手村の中の人と繋がろうとする行為がオンラインでトレンドになっているため、アウティングをした者が悪意を持ってやっているのか、それともオリンピック選手と繋がりたいという憧れからやっているのかは不明だが、オリンピック参加国の中には同性愛者であることが死罪につながる国も複数あるため、その選手の命や人生に関わりかねない危険な行為。実際に米Insiderの調査では、公開されていた選手の1人は同性愛者に対して寛容ではない国の選手だったという。

米Insiderの報道後、ツイッターやTikTokは問題の投稿の削除を開始したものの、1つの動画は削除時点ですでに14万回以上視聴されていたという。

(フロントロウ編集部)

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