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こうやって書くの?!【巫山戯る】よく使っていますよ~!

  • 2021.7.29

なんとなく使っている言葉にも、じつは漢字があります。 今回ご紹介する「巫山戯る」も、よく口にしている言葉です。 なんと読むのか、さっそく見ていきましょう。

(1)「巫山戯る」の読み方

漢字から当てにいくのは、非常に難しいです。 「戯れる」の漢字があるので、何かと戯れるのかなと推測できるでしょう。 この漢字は「ふざける」と読みます。 かなりの難読なうえ、見当もつきませんよね……。 残念ながら、「巫山戯る」は完全に当て字です。 もう少し別の漢字があったのでは?と思ってしまいますよね。 (『広辞苑』より)

(2)「巫山戯る」の意味

「巫山戯る」には、下記の意味があります。 「面白がって、ばかけたことを言ったり、したりする。子どもがそのようにして騒ぐ」 「うかれて遊び騒ぐ」 「ばかなまねをする。人をばかにする」 普段の生活の中の「ふざける」としての意味ばかりです。 どの部分で、「巫山戯る」と当て字が使われたのか謎が深まるばかりでしょう。 (『広辞苑』より)

(3)「巫山戯る」の由来

先ほどから「ふざける」は、「巫山戯る」と当て字であると言いました。 しかし、当て字だとしてもなにかしら由来はあるでしょう。 「巫山戯る」の「巫山」は、実在する山の名前。 中国四川・湖北省の境にある女神が住んでたいたといわれる名山です。 巫山を使った故事があり、それは「巫山の雲雨」になります。 中国・楚の懐王が昼寝をして、巫山の神女に遇った夢をみたという内容です。 このことから、男女が戯れる=ふざけるといった感じになったのでしょう。 また、「戯れ」にも「じゃれる」といった意味があります。 これらを総合して、「ふざける」を「巫山戯る」に当てたのではないでしょうか。 (『広辞苑より』)

(4)「巫山戯る」の使い方

「ふざける」を漢字で表すことはほとんどありません。 使い方としては、下記のように使います。 「巫山戯けて笑わせる」 「巫山戯けたことを言うな」 「巫山戯すぎてお母さんに怒られた」 (『広辞苑』より) 漢字で表すと一気にごつくなる「巫山戯る」。 口では簡単に言えますが、漢字で書くと非常に難しいです。 ぜひ周りの人に教えてあげるといいでしょう。 (恋愛jp編集部)

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