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「鳳梨」って何のこと? 大人気の“あのフルーツ”なんです

  • 2021.9.9
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秋になると、様々な果物が旬を迎えます! 定番の「葡萄(ぶどう)」や「林檎(りんご)」はもちろんこと、「梨(なし)」も見逃せない存在ですよね。

今回ご紹介する漢字は、そんな「梨」の文字が入った「鳳梨」です。

なんだか荘厳な雰囲気が漂っていますが、実は、誰もが一度は食べたことがあるであろう“あの果物”を表しているんですよ。

さぁ、この漢字の読みと表している果物の正体を、当ててみてください!

「鳳梨」の正体は…?

「鳳梨」の「鳳」を含んだ言葉で有名なのは、やはり「鳳凰(ほうおう)」ですよね! 「麒麟」「亀」「龍」と並ぶ、古代中国の空想上の生物です。

「鳳凰」を目にして、「鳳梨」の読み方にピンときた方もいらっしゃるはず! ちなみに、「梨」は「なし」とは読みませんよ。

そう! 正解は「ほうり」です。

では、「鳳梨(ほうり)」は何を表しているのでしょうか?

先述した通り、みなさんもきっと一度は食べたことがあるはずですよ。ビジュアルはかなり特徴的で、触ったらケガをしてしまいそうなトゲトゲが、全体をびっしりと覆っています。

…これでもうわかっちゃいましたよね?

そう! 正解は「パイナップル」でした。

「鳳梨」の意味!

「鳳梨」が「パイナップル」を表しているなんて、ノーヒントではわからなかった方も多いのではないでしょうか?

なんでも、台湾ではこの呼び方が一般的なんだそうですよ。そう言えば、先日“芯まで食べられる”と「台湾パイナップル」が大きな話題を集めましたよね。

なお、辞典では「パイナップル」について、下記のように説明されています。

熱帯・亜熱帯地方で栽培されるパイナップル科の常緑多年草。葉は剣状で厚く、短い幹に密生する。果実は松かさ状で、橙黄色に熟す。果肉は多汁で甘く、香りが高い。南アメリカ原産。

出典:大修館書店「明鏡国語辞典」第二版版 (2011年発行)

 

一口に「パイナップル」と言っても、食用のものだけで200種類以上もあるそうですよ!

ちなみに、日本における主要生産地は沖縄県だそうです。しかし、国内で流通しているものは、多くがフィリピンからの輸入品となっているんだとか。

まとめ

いかがでしたか?

「鳳梨」は「ほうり」と読み、「パイナップル」を表します。

食べ慣れた果物に、このような漢字表記があるなんてびっくりですよね。ぜひこの機会に覚えておきましょう!