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「告天子」って何のこと?みなさんもよく知っている、“あの鳥”なんです

  • 2021.9.7
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神様など、人智を超えた存在から与えられる言葉を「天のお告げ」なんて言いますよね。みなさんは、そのような言葉を聞いたことはありますか?

さて、今回出題する難解漢字は、そんな「天のお告げ」を意味するような漢字を組み合わせた「告天子」です。なんだかスゴい神聖な雰囲気がただよっていますが…実はこちら、“ある鳥の名前”を表すんですよ。

さぁ、正しく読むことはできますか?

「告天子」の意味は…?

「よく分からないけれど…こうてんしかな?」と読んだそこのあなた…おめでとうございます! 実は読み方は「こうてんし」で正しいんですよ。もしくは、「こくてんし」とも読みます。

しかし、「こうてんし」とはいったい何のことなのか…分かりますか? かつてはペットとして親しまれていた“あの鳥”の異名です。いかがでしょう…?

正解は、「ひばり」でした!

「告天子」について

実は、「ひばり」には様々な異名があるんですよ。今回の「告天子」をはじめ、「叫天子(きょうてんし)」や「天雀(てんじゃく)」などなど…う〜ん、全部覚えるのは大変そうですね。

ちなみに、みなさんは「告天子」がどのような鳥か知っていますか? この機会に、合わせて覚えておきましょう!

①鳥「ひばり(雲雀)」の異名。
② ヒバリ科の鳥。翼長約一三センチメートル。背面は褐色に黒い縦斑があり、頭頂は栗色、目の上を横に細い白線がはしる。くちばしは肉色で太い。中国で最も愛玩される鳥の一つで、他の鳥の鳴き声をまねるため百音鳥と呼ばれる。中国、東部シベリア、モンゴル等に分布。日本にも飼鳥として輸入された。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

先述した通り、「告天子」はかつてペットとして親しまれていました。しかし、1979年から愛玩飼養の対象から外されており、現在は飼育が禁止されているそうです。

また、一部都道府県ではレッドリストにも指定されています。くれぐれも勝手に捕獲して飼育しようなんて考えてはいけませんよ!

まとめ

いかがでしたか?

「告天子」は「ひばり」という意味です。

詩歌の材料にもなっている、日本人に古くから親しまれてきた鳥類です。この機会に、「告天子」という異名もぜひ覚えていってくださいね!