夏になると、冷たくて甘いアイスが食べたくなりますよね。みなさんの一番好きなフレーバーはなんですか?
さて、今回出題する難読漢字は、そんな「甘いもの」の原料として欠かせないこちら! 「甘蔗」です。さぁ、正しく読むことはできますか?
「甘蔗」の読み方!
「甘蔗」は「かんじゃ」や「かんしょ」とも読みますが、今回当てて欲しい読み方は別のもの。読み仮名は五文字で、日本では沖縄県や鹿児島県の奄美大島を中心に栽培されています。
いかがでしょう? なんとなく予想がついたのではないでしょうか。温かい地域で栽培されていて、甘いものには欠かせない食材といえば…?
正解は、「さとうきび」でした!
「甘蔗」について
「甘蔗(さとうきび)」って名前を聞いたことはあるけれど、そう言えばよく知らないなぁ…なんて方も多いのではないでしょうか?
どのような植物か、この機会に知っておきましょう!
イネ科の多年草。原産地はニューギニアとその周辺で、世界中に広く栽培され、特にキューバ、台湾など熱帯地方で多量に産する。高さ二~六メートル。茎は竹に似ており円柱形で節が多いが節間は中空ではない。葉は長さ六〇~九〇センチメートルの幅広の線形、先はとがり基部は鞘となって茎を包む。夏、茎頂に長さ三〇~六〇センチメートルの円錐(えんすい)形、灰白色の花穂をつける。茎から液汁をしぼって砂糖(蔗糖)を製造する。漢名、甘蔗。砂糖草。砂糖竹。さとうのき。かんしょ。かんしょう。《季・秋》
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
「甘蔗」ってイネ科の植物だったんですね! しかも、秋の季語だったとは…。
ちなみに、「甘蔗」は砂糖の原料としてだけではなく、様々な用途で使われているそうですよ。
そのまま食べたり、東南アジアからインドでは、レモン汁などを加えてドリンクとしていただいたり。また、食用としてのみならず、自動車燃料などに加工する道も研究されているんだとか。
まとめ
いかがでしたか?
「甘蔗」は「さとうきび」と読みます。
私たちにとってなくてはならない“甘いもの”に欠かせない食材の漢字です。この機会にぜひ覚えていってくださいね!
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