「旱」は何と読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は…？

「明日も仕事で早起きしなきゃ…」毎晩このように、憂鬱な思いを抱いている方は多いと思います。何を隠そう、私もその一人です…。

さて、今回出題する難読漢字は、「早起き」を始め「早朝」「早急」「早晩」など様々な言葉に使われている、「早」によく似た「旱」です。実はこちら、“夏の季語”なんですよ！

「早」に似ているからと言って、もちろん「はやい」とは読みませんよ！

地歴公民に詳しい方は、「旱魃（かんばつ）」という言葉を見たことがあるかもしれませんね。

ただし、今回当てていただきたい読み方は「かん」ではありません。読み仮名は三文字です、いかがでしょうか…？

正解は、「ひでり」でした！

「旱魃」の意味を知っている方なら、読み仮名三文字と聞いてピンときたかもしれませんね。

「ひでり」は「日照り」と書くのが一般的ですが、「旱」と書くこともできます。

ちなみに、意味は下記の通りです。

① 日が照ること。連日雨がなく日の照りつけること。長く雨が降らず、水が涸（か）れること。旱魃（かんばつ）。《季・夏》
② あるべき物もしくはあってほしいものが不足すること。特に、相手となる異性に恵まれないこと。

出典：『精選版日本国語大辞典』小学館

宮沢賢治の有名な詩に「雨ニモ負ケズ」を聞いたことはありませんか？

その中に、「ヒデリノトキハナミダヲナガシサムサノナツハオロオロアルキ」があります。農業技術者だった賢治らしい、農民の心情が巧みに描かれた一節ですよね！

いかがでしたか？

「旱」は「ひでり」と読みます。

今年の夏は、定期的に雨が降っているため「旱」の心配はなさそう。しかし、だからと言って油断は禁物！熱中症にならないよう、こまめな水分補給を心がけてくださいね。

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