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「捩る」はなんと読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.12.24
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日本語は世界から見て、とても難しい言語と言われています。

時代とともに造語や若者言葉、あだ名など、沢山の言葉が日々生まれています。

今回はそんな普段何気なく使っている「ちょっと変化した言葉」に関してのクイズです。

「捩る」という漢字なのですが、一体なんと読むのでしょうか?

「捩る」の読み方!

「手へん(てへん)」に「戻」という字ですが、こんな漢字見たこともない、という方が大半だと思います。

「捩る」には「ある言葉を、多少の言い換えをして用いる」という意味があります。

さっそく例文を元に考えてみましょう!

「歌舞伎のセリフを捩る」

なんとなく正解がイメージできたでしょうか?

それでは正解を発表します!

正解は「もじる」でした!

「捩る」の意味

さっそく「捩る(もじる)」を辞書で調べてみましょう!!

すでに慣用的になっている表現を応用して、多少の言い替えをする。「古歌をー」[風刺や笑いを含める事が多い]

出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.1553

 

風刺や笑いを含める意味で用いられる事が多いようですね。

何となく知っている言葉でも、辞書を引く事によって理解が深まりましたね!

また「捩る(もじる)」の他にも同じ漢字で「捩る(よじる)」という読み方もあります。

「捩る(よじる)」の意味は…

【捩る】無理な力を加えて、捩れた状態にする。
【捩れる】ゆがんだり折れ曲がったりして、本来の望ましい状態が失われる。「ネクタイ(洗濯物)がー」

出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.1616

 

さらに、「ひねって回す」ことを表現する際に用いられる「捻る」と同様の意味で、「捩る(ねじる)」という読み方もあります。

同じ漢字でも「捩る(もじる)」「捩る(よじる)」「捩る(ねじる)」と、いくつもの読み方ができるようですね。

まとめ

いかがでしたか?

「捩る」は「もじる」と読むことができます。

「手で(言葉を)戻す(変える)」というふうに自分なりの覚え方や、漢字の成り立ちを理解していると記憶が定着しやすくなります。

気になった方は、他にも面白い漢字が沢山あるので是非調べてみてくださいね!