皆さん、学生時代の授業で「古文」は得意でしたか?
同じ日本語でも今では使わない言葉も多いため、覚えなくてはいけない言葉が多くて大変だった、という方も多いかもしれませんね。
今回は、そんな古文で習うような古い言葉を表す漢字をご紹介します。
「不知」というのですが、一体何と読むのでしょうか?
「不知」の読み方!
「不知」は「ふち」や「しらず」と読む事もできますが、今回当てていただきたいのは別の読み方です。
上二つ以外となると、全く読み方の検討もつかない…という方も多いと思います。
今回はかなり難問です。当てられたらスゴいですよ…!
それでは、正解を発表します。
正解は「いさ」でした!
「不知」の意味
さっそく「不知(いさ)」を辞書で調べてみましょう!!
さあ、どんなものかと強い疑問を表わす。「余人はー知らず[=どうか分からないが、自分だけは]」表記 もとは「{不知}」と書いた。
出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.71
「不知」とは「強い疑問を表わす」言葉だったんですね。
ちなみに、引用内の「余人(よびと)」とは「当事者以外の人、他の人」という意味です。現在でも使われている言葉なんですよ。
「余人を交えずに当事者だけで話し合おう」などというように使われます。
ちなみに、もう1つの読み方である「不知(ふち)」の意味を辞書で調べてみると…。
知らないこと。「1文ー[=1文字も読み書き出来ないこと]」
出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.1370
まさに文字通りといった感じですね!
まとめ
いかがでしたか?
「不知」は「ふち」「しらず」のほかに「いさ」と読みます。
見慣れた漢字でも、昔は全く異なる読み方、意味で使われていた、なんてことも多くありますよ。
気になる方は、ぜひ色々調べてみてくださいね!