突然ですが皆さんは家族や友人など身近な人が困っている時、どのような対応をしますか?親身になって相談に乗ってあげたり、一緒に解決方法を探してあげたりするのではないでしょうか。
今回はそんな時によく使う漢字をご紹介したいと思います。
「援ける」という漢字です。
いったい何と読むのでしょうか?
「援ける」の読み方!
「援」という字は「援助」や「援護」のように「えん」と読む事が多いですが、今回は「えん」の読み方はしません。
さっそく例文を元に考えてみましょう!
「優しい彼は、迷子になった子猫を援けた」
例文からなんとなくイメージが湧いた、という方も多いのではないでしょうか?
それでは正解を発表します!
正解は「たすける」でした!
「援ける」の意味
さっそく「援ける(たすける)」を辞書で調べてみましょう!!
「援ける(たすける)」と同じ意味の「助ける」で辞書を引居てみると…
【助ける】①力を添えて、危険や死をのがれさせる。「きょうのところはお助けください[=見のがしてください]」②力を添えて、事がはかどる(うまく行く)ようにしてやる。表記「《援ける・《救ける・扶ける・《佐ける」とも書く。
出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.948
普段表記する「助ける」の他に「扶ける(たすける)」「佐ける(たすける)」などの表記があるのようです。同じ意味や読み方でも、いくつもの表記があるのは驚きですね。
また、「援ける(たすける)」は、見のがす、という意味もあるようですね。
知っている言葉でも辞書を引く事によって、より一層理解が深まるのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
同じ意味や読み方でも、何種類もの表記方法がある漢字があります。
それぞれの漢字が当てられた由来などを調べると、面白い発見があるでしょう。
気になった方は、ぜひ調べてみてくださいね!