「距る」は何と読む？読めたらスゴい難解漢字、正解は...？

今回ご紹介する漢字は「距る」。

「距離」や「鶏距」などに使われる「距」の字は、「きょ」と読む以外の使い方はあまりしませんよね。

さて、一体なんと読むのかわかりますか？

では、早速「距る」の読み方を発表します。

「きょる」と読んだ方は、不正解！

ヒントは、漢字のとおり距離に関係のある言葉です。ものとものとの距離が離れているときに使うことが多いでしょう。

「○○○る」とひらがな3文字が入ります！

まだ読み方がわからないという方にはもう1つヒントを出しましょう。

「距る」を身近な漢字で書くと「隔たる」と表すことができます。

さあ、もうわかりましたね！

正解は「へだたる」でした！

では、「距る（へだたる）」とはどういう意味なのでしょうか。

①時間的・空間的に遠く離れる。
②物事の間に差がある。懸け離れている。差異がある。
③気持ちが離れて関係がうとくなる。懸け離れる。疎遠になる。

出典：北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店（2017年4月1日版）p.1572

普段使うことの多い「隔たる」と同じ意味です。

「距」の字は「足」と「巨」からできています。「巨」は雄の鶏のけづめを表しています。けづめは横に出っ張って出ていることから、けずめ同士をぴったり沿わせることはできません。

どうしても距離があいてしまうことから「距」の字は「へだたる」という意味をもつようになったとされています。

「距」の字はほかに「距（けづめ）」や「距ぐ（ふせぐ）」、「距る（さる）」といった読み方もあります。

いかがでしたか？

「距る」は「へだたる」と読みます。

「へだたる」は「隔たる」と書くことがほとんどですが、今回ご紹介した「距る」もぜひ覚えておいてくださいね！

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