小学校時代、習字の授業があるたびに服を汚してしまい、親御さんに怒られたという経験がある方は多いのではないでしょうか。
確かに墨は1回服につくと、何度洗ってもなかなか取れませんよね。
さて今回は、墨を使った漢字から「墨魚」をご紹介します。
一体なんと読むのかわかりますか?
「墨魚」の読み方!
では、早速「墨魚」の読み方を発表します。
「すみざかな」と読んだ方は、不正解!もちろん「すみぎょ」でもありません。
ヒントは、墨を吐く生き物の名前です。
墨を吐くといえば赤色、もしくは白色で足がたくさんある生き物を思い浮かべる方が多いでしょう。
「墨魚」の墨を使ったパスタ料理も有名があの生き物が今回の答えです!
このほかにパンやリゾットなどにも「墨魚」の墨が使われることがあります。
さあ、もう読み方はわかったころですね!
正解は「いか」でした!
「墨魚」の豆知識
では、「墨魚(いか)」を辞書で調べてみましょう。
吸盤のついた五対の腕をもつ、海産の軟体動物。スルメイカ、ヤリイカ・コウイカ・アオリイカなど、食用となる種類が多い。外敵にあうと黒い墨をはいて逃げる。干したものを「するめ」という。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.82
「いか」は「墨魚」のほかに、「烏賊」や「柔魚」などと書くこともできます。また、「墨魚」と書いて「ぼくぎょ」と読むこともありますが、これは「いか」の異名です。
「墨魚」はときどき10本足をもっていると言われることがありますよね。しかし実は、足の役割をしているのは8本だけ。
残りの2本は触腕と呼ばれるもので、この2本の腕を使って獲物をとらえています。
まとめ
いかがでしたか?
「墨魚」は「いか」と読みます。
イカスミパスタを食べたりスーパーでイカを見かけたときは、「墨魚」の字を思い出してみてくださいね!
※現在発令中の一部地域を対象とした「緊急事態宣言」を受け、『TRILLニュース』記事制作チームでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、より一層の管理体制強化をしております。