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履く人それぞれの風合いに。靴を磨いて経年変化を楽しむ

  • 2021.7.28

衣類の洗濯と違って、靴の手入れはケアをするほどに磨きがかかる。新品とは違った味わいを出すだけでなく、革が経年変化していく過程そのものを楽しめるのだ。心の充実感を満たしてくれる靴磨きの世界にハマってみよう。

①自分の革靴を靴のプロに見てもらう 中目黒「SMALL AXE SHOE REPAIR」

まず、靴磨きを始めるにあたって頼りたいのが、革靴のリペアショップだ。初めて行くなら靴磨きの奥深い世界を知るなら、駅などにあるクイックな靴磨き店より、丁寧に教えてもらえる個人店がおすすめ。なかでも中目黒にあるリペアショップ「SMALL AXE SHOE REPAIR」では、クリーニングをしてもらうだけでなく、その靴に合った最適なケア方法を丁寧に教えてもらえる。目の前でその道の職人が、靴を磨いている姿を見ると、その所作も含めて靴磨きをもっと知りたくなってくる。店頭にシューケアグッズの取り扱いがあるので、自分の革靴の特性を教えてもらいながら、適した道具を選んでもらおう。

②革靴の入門書と哲学書で 靴磨き選手権世界一の知識に触れる

『靴磨きの本』(亜紀書房刊)1,430円、『続 靴磨きの本』(亜紀書房刊)1,930円/ともに長谷川裕也著

職人が靴を磨く姿を見て感銘を受けたなら、次はその技術の奥深さを、本を使って体験しよう。靴磨きは流派のように人によってやり方が異なり、ひとつの工程をとってもさまざまな方法や哲学がある。そんなとき指針にしたいのが、日本の靴磨きに先鞭をつけた、「ブリフトアッシュ」の長谷川裕也さんの著書『靴磨きの本』(亜紀書房刊)だ。基本の工程から革の特性、テクニックを網羅しており、靴磨きを行う人たちの間では、基本が学べるバイブル的1冊として重宝されている。これから靴磨きを始めるという人でも、本書で基本を学ぶことでプロセスのイメージしやすくなるだろう。さらに、読み込んで革について興味を深めることで、革靴を買う時によい一足が選べるようになる。さらに、靴磨きを哲学的に解いた『続 靴磨きの本』(亜紀書房刊)とセットで読むと、靴磨きを通した職人たちの生き方まで垣間見え、読み物として楽しめる。

③お気に入りの道具をひとつ揃える 「ウッドロア」のシューケアボックス

シューケアボックス[W28×H15×D20cm]9,500円/スタイルギア TEL:042-719-6292

本格的な道具をひとつ持っていれば、靴磨きへのモチベーションもアップするはず。そこで選びたいのが、老舗ブランドの信頼できるアイテム「ウッドロア」のシューケアボックスだ。こちらは、“アメリカ大統領の靴”として知られる紳士靴ブランド「アレン・エドモンズ」のシューツリーに指名されたこともあるボックス型のケアグッズ。高い吸湿性と芳香を漂わせるレッドシダーによる見た目の美しさと機能性が醸しだす美しさはほかとは一線を画す。その芳香をかぎながら職人のように専用のスタンドに靴を置いて磨くことで、心の充実感も得られる。

④革靴のWEBメディア「shoegazing」で 一歩先をいく革靴情報をチェックする

サイト:https://shoegazing.com

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