よく使う言葉なのに～！【窶れる】大人女性ほど敏感なアレですよ！

よく使うのに、漢字表記を知らない……そんな言葉が、日本語にはいくつも存在します。 「窶れる」という言葉も、その内のひとつ。 大人になるにつれ実感していく現象なので、漢字を知っておいても損はないかも！？

（1）「窶れる」の読み方

「窶れる」という言葉、読むことはできますか？ 実は、年齢を重ねるにつれ、よく使われる言葉なのです。 仕事や忙しさがたたって、この現象が起きる方も多いでしょう。 「窶れる」の読み方の正解は「やつれる」です。 読み方に苦戦した方は、多いのではないでしょうか？ （『広辞苑』より）

（2）「窶れる」の意味

読み方がわかったところで、「窶れる」の意味についても調べていきましょう。 現在、一般的に使われる「窶れる」の意味は、「痩せ衰える」「憔悴する」というもの。 ですが、痩せたり憔悴していなくても「質素な服装になる」ことや「見苦しく醜い様子になる」ことも「窶れる」と表すのです。 「窶」という字は、もともと「貧しい」という意をもっていました。 痩せ衰えたり憔悴することが貧しさと関連しているため、現在のような意味で「窶れる」という言葉が使用されるようになったと考えられます。 （『広辞苑』より）

（3）「窶れる」と「窶す」の違い

「窶れる」は送り仮名を変えて「窶す（やつす）」と読むこともできます。 「窶す」も同様に、「みすぼらしく様子を変える」という意味をもちますが、それ以外にもさまざまな用途で使用できる言葉なのです。 「窶れる」では「痩せ衰える」という意味を持っていましたが、「窶す」は「痩せるほど切に願う」「熱中する」ことを表します。 同じ「痩せる」でも、意味合いが大きく異なりますね。 他にも「出家して姿を変える」「化粧をして容姿をつくる」「行事を崩す」「略す」など、「窶す」には多くの意味が込められています。 送り仮名を変えるだけで、こんなにも意味が変わってくるので、日本語は不思議だと思わざるを得ないですね。 （『広辞苑』より） 今回は「窶れる」の読み方や意味、関連して「窶す」の意味もご紹介しました。 日本語に対する理解が一段と深まったのではないでしょうか？ ただし、皆様は過労で窶れることのないよう、注意して過ごしてくださいね。 （恋愛jp編集部）