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「ご承知おきください」はイラッとワード? 好かれる「言い方&返し方」を身につけよう

  • 2021.7.27
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リモートワークが定着した今だからこそ、丁寧なコミュニケーションが必要とされる。対面なら表情やその場の雰囲気で伝わるニュアンスも、テキストやビデオ通話でのやり取りでは、感じが悪い、失礼だ、という印象を与えかねないので注意が必要だ。

7月21日『好かれて人間関係がラクになる !言い方&返し方の技術』(日本文芸社)が発売された。本書では、会話がスムーズになるうまい言い方や、一目置かれるスマートな返し方を紹介していく。リモートはもちろん対面でも、お願い、謝る、叱る、自己主張する、ほめる、雑談、冠婚葬祭などあらゆる場面で「うまく伝わる」言いかえ術により、ワンランク上のコミュニケーションスキルが身につく。

主な内容は以下の通り。無意識に使ってしまう「イラっとワード」はビジネスパーソン必読だ。

①好かれる、一目置かれる言い方、返し方だけでなく、語彙力アップのコラムも豊富に掲載。
1ランク上のコミュニケーションスキルが身につく。
②大人なら知っておきたい敬語の間違いやビジネスマナー、冠婚葬祭のマナーも紹介。
③全員必読!気をつけたいパワハラ、セクハラ、マウンティング用語も解説。

前向きに→お気軽に

例えば、初対面の挨拶で単に「〇〇社の〇〇です」と言うよりは、「〇〇社の〇〇です。〇〇さんですね、お会いできて光栄です」と伝えてみよう。名前を呼ぶことで「もう覚えてくれたんだ」と好印象を与えることができる。さらに、「お会いできてうれしい」という気持ちをストレートに伝えるのも良い。このように、少しの工夫でその後の会話がスムーズになる。

ビジネス上での「お願い」をするときのフレーズも紹介。押しつけがましさを避けて、スマートに表現したい。「前向きにご検討ください」は、一見ていねいに聞こえるが、相手にプレッシャーを与えかねない。「ご都合がよろしければ、お気軽に」と伝えることで、相手の心の荷をおろし、「じゃあ、参加してみようかな」という気にさせる。「北風と太陽」作戦だ。

懸念事項を伝えたい時、「〇〇は大丈夫ですか?」という言い方は、カジュアルで要点がはっきりしないのでNG。相手は信頼されていないと不快感を持つかもしれない。具体的に、かつ失礼にならない表現を心がけよう。また、「ご承知おきください」「ご注意ください」は上から目線にも聞こえるので要注意。それぞれ「お含みおきください」「ご理解ください」と言い換えるのがスマートだ。

さらに、やってしまいがちな敬語の間違いも紹介されている。今のうちに正しておこう。

本書の目次は以下の通り。

【1章】挨拶
【2章】お願い・相談・交渉
【3章】謝罪する・断る
【4章】叱る・指摘する
【5章】自己主張・反論
【6章】ほめる・気遣い
【7章】電話・メール・SNS
【8章】冠婚葬祭
【9章】雑談をする 他コラム1~6

対面でもリモートでも、ほんのひと言で、気持ちよく仕事ができるかどうかが変わってくる。身近な言葉遣いから見直してみてはいかがだろうか。

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