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そのだるさ「自律神経の乱れ」が原因かも。医師が教える夏疲れの解消法

  • 2021.7.27
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夏はアウトドアやレジャーを楽しみたい季節。しかし、「なんとなく夏は疲れる……」という方が多いのも事実です。それもそのはず、夏には「疲れ」の原因がいたるところに潜んでいるんです!そこであんしん漢方の医師・田頭秀悟さんに、見落としがちな夏疲れの原因と効果的な対策方法について詳しく伺いました。

「夏疲れ」は自律神経の乱れが原因?

夏はどうして疲れやすいのでしょうか。ひとつの理由として、夏疲れには「自律神経の乱れ」が関わっています。
自律神経は本来、私たちのからだを健康な状態に保ってくれる役割をもちますが、自律神経が乱れることで、さまざまな不調を引き起こしてしまうのです。

夏に自律神経が乱れる原因は、大きく分けて4つあります。

・水分不足や栄養不足になりやすい
・寝苦しさから睡眠不足になりやすい
・日焼けのストレスにさらされやすい
・温度変化にさらされやすい

以下に詳しく説明します。

① 水分不足や栄養不足になりやすい

夏はその暑さから、水分不足になりやすい時期です。さらに、暑さにさらされ続けると胃腸にも不調が現れ、食欲も落ちてきます。こうした水分や栄養の不足によっても、自律神経は乱れてしまいます。

食欲が落ちると、さらに水分もとらなくなるという悪循環に陥ってしまうため、注意が必要です。熱中症を予防するためにも、体力が落ちないように十分な栄養を摂ること、食欲がない場合でも水分だけはこまめにとることが大切です。

② 寝苦しくて睡眠不足になりやすい

夏の寝苦しさによって睡眠の質が下がることも、自律神経の乱れにつながります。

本来、適切な睡眠をとることで疲労回復やホルモン・自律神経の調整などが行われ、からだがリセットされます。しかし、睡眠の時間や質がよくないと、疲労が回復できないだけでなく自律神経が乱れやすくなり、「夏疲れ」の大きな原因となってしまいます。

冷房をきかせた状態で眠るのもひとつの方法ですが、きかせすぎると逆に自律神経を乱す場合もあるため注意しましょう。

③ 日焼けのストレスにさらされやすい

紫外線によるストレスも、実は自律神経を乱す要因になります。

夏は紫外線が多い時期であり、日焼けをすることでからだは紫外線によるストレスを受けます。このストレスによって交感神経が優位になる(神経が高ぶり興奮しやすくなる)ため、不眠などの不調に陥りやすくなるのです。

④ 温度変化にさらされやすい(隠れ冷え性にご用心!)

夏は暑い屋外から冷房のきいた室内へと、急激な温度変化にさらされやすい季節です。急な温度変化は、自律神経のはたらきに負担をかけてしまいます。

とくに、もともと冷え性のある人は要注意。冷房によってからだが冷えると、自律神経の乱れから頭痛や倦怠感など、さまざまな不調につながることもあります。夏に気づきにくい「隠れ冷え性」には、くれぐれもご注意ください。

あなたは疲れていない?「夏の疲れ」セルフチェック

ここで、あなたが今「夏疲れ」になっていないかチェックしてみましょう。次のうち当てはまる項目の数はいくつありますか?

□ 夏はアイスクリームや冷たい飲み物をよくとっている
□ 職場など冷房がきいた環境で長時間すごすことが多い
□ 朝起きると頭が痛い
□ もともと冷え性である
□ ぐっすりと眠れる日が少ない
□ 食欲がなく、糖質に偏った食事になっている(そうめん、パスタなどの主食やアイスクリームですますなど)
□ 上半身がほてることがよくある
□ 移動は車や公共交通機関がほとんどで歩く機会が少ない
□ イライラしやすい

5つ以上当てはまったという方は「夏疲れ」になっている可能性があります。また4つ未満の人でも油断は禁物です。次に「夏疲れ」を予防・改善する方法についてお伝えします。

夏の疲れ・夏バテを予防する4つの生活習慣

夏疲れを予防するために大切なポイントは、自律神経を整えることです。そのための具体的な方法を4つご紹介します。

① 冷房の設定温度を26℃以下に下げない

急激な温度変化を避けるために、冷房の設定温度は26℃を基本にしましょう。 「26℃では暑くて耐えられない」と思われる方は、扇風機を一緒に使用することで体感温度を下げることができます。
眠りの質を上げるためには、夜間にも適切にエアコンを使用しましょう。夜間のエアコン温度は、26℃~28℃を目安に設定するといいでしょう。

② 足元を冷やさないようにする

職場の事情で冷房の調節ができない場合は、着るもので冷えすぎないように調節しましょう。暑い夏は露出の多い服装になりがちですが、下半身だけでも冷やさないようにしておくことで自律神経のバランスが整いやすくなります。

レッグウォーマーや靴下、ストールなどを常に携帯し、冷房がききすぎている場所では下半身が冷えないように適宜利用することをおすすめします。また寝るときにも靴下を履いて寝たり、半身浴を行ったりするのもいいでしょう。

③ 積極的にタンパク質を摂る

夏に体力が奪われないようにするために、最も重要な栄養素はタンパク質です。夏はどうしてもさっぱりとしためん類などを摂りがちですが、こうした食べ物にはタンパク質がほとんど含まれていません。
タンパク質が多い食品は、肉、魚、卵、大豆製品などです。こうしたものを食卓の中心において「夏疲れ」を予防しましょう。

<夏に摂りたいタンパク質を含む食品>
・肉類
・魚類
・卵
・大豆製品(豆腐、納豆、豆乳など)

④ 紫外線対策をする

紫外線ストレスを避けるために、レジャーなどで外に出る際は、しっかりと紫外線対策をしておきましょう。
散乱光や反射光は、日傘や帽子だけでは防げません。長時間、外で過ごす場合はとくに、日焼け止めは必ず使用し、UVカットの洋服やアームカバー、日傘なども使用しましょう。目から入る紫外線を防ぐにはサングラスが有効です。

だるさや冷えなどには漢方もおすすめ

「夏疲れを根本から何とかしたい」
そんな方におすすめしたいのが、漢方薬で体質改善を目指す方法です。

夏疲れの改善に、自然由来の医薬品として効果が認められている漢方薬のちからを借りることはとても効果的です。

漢方では、「気・血・水(き・けつ・すい)」のバランスが崩れることが、不調が起こるひとつの原因と考えます。夏の疲れには、気や水のバランスを整える漢方薬が有効です。
そこで以下に、「気」と「水」のバランスを整えることで、夏疲れ改善を期待できる3種の漢方薬をご紹介します。

「夏疲れ」の改善におすすめの漢方薬3種

・清暑益気湯(せいしょえっきとう)
体内に滞った「気」や「水」のめぐりを整えてくれます。

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
消耗した胃腸に「気」を補って、体力を回復させてくれます。

・五苓散(ごれいさん)
「水」のバランスを整えて、からだの水分が少なくならないように調整してくれます。

漢方薬は自然の生薬からできているのでからだにやさしく、あらゆる人に何らかの効果をもたらしますが、重要なポイントは、自分の状態や体質にうまく合った生薬を選んでいるかどうか、という点です。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が起こることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるのはなかなか難しいですが、最近ではAI(人工知能)を活用した「あんしん漢方」のようなオンライン相談サービスも登場してきました。
AIを活用し、漢方のプロが自分に適した漢方を見極めてお手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が可能です。是非活用してみてください。

心とからだを整えて、「夏の疲れ」を吹き飛ばそう

「夏疲れ」の原因とその対策についてお伝えしました。
夏は外に出て楽しいことがたくさん経験できる季節です。今回お伝えしたことを参考に、心とからだを整えることで、「夏の疲れ」を吹き飛ばし、素敵な夏の思い出を作ってくださいね。

writer / Sheage編集部

取材協力

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