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スーパーで大はしゃぎ! お出かけ中に子どもが騒いだときの対処法

  • 2015.7.6
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【女性からのご相談】

スーパーの店内で騒いでいる子どもを見かけました。お母さんも困った様子でなだめているのが印象的でした。わが子も(まだ赤ちゃんですが)人ごとではないと思います。こんなときどうしたら良いのでしょう。教えてください。

●A. まずは冷静に。子どもの気持ちを考えみよう。

ご相談ありがとうございます。ママライターの*SARASA*です。

“店内でお子さんが騒いだときどのように対応するか”というアンケートをとってみました。すると、

1位:注意(叱って)連れ出す……10件(41.7%)

2位:言葉で叱る・注意する……5件(20.8%)

3位:連れ出す……3件(12.5%)

3位:なにもせず静になるまで待つ……3件(12.5%)

という結果になりました。

言葉で注意するだけではなく、店内から連れ出すという親御さんが5割強と多いことが分かります。もしものときは、最終手段として外に出てしまうことが、お互いにとっては良いのかもしれませんね。

●どうして子どもは騒ぐのか?

騒いでいる子どもと同じ目線に立ち、どんな気持ちでいるのかを想像してみましょう。例えば電車の中。身長が1mにも満たない子どもが見る景色は、知らない大人の足、足、足……。もしかしたら、それはとても怖いことかもしれません。

スーパーなどのお店の場合はどうでしょう。子ども目線の低い棚には見たことのないようなステキな商品がズラリ。パックに包まれてこっちを向いている魚やコマーシャルで見た商品もあるとなれば、思わず触ってみたくなる気持ちも分からなくはないですね。

それなのに無理やり、「こっちに来なさい」「こうしなさい」と言えば逆効果になってしまいます。

●「静かにしなさい!」と怒鳴るのは逆効果

騒ぎ出すわが子に、「静かにしなさい!」と怒鳴る。これでは親の方が、迷惑をかけてしまいます。「何とかしないと!」と焦る気持ちを抑えて、まずは冷静に。騒いでいる理由を見極め、小声で話しかけましょう。

「電車の中で眠い人もいるのよ」「大きな声を出して、○○君恥ずかしいよ。小声で話そう」など、良い心に話しかけるのです。お子さんがそれでも大きな声を出すようなら、外に一旦連れ出しましょう。電車やバスなら降りてしまいます。

●電車やバスから降りたら、子どもが落ち着くのを待つ

ママのお話を聞けるようになるまで、お子さんが落ち着くのを待ちましょう。ママの急な行動にびっくりして、慌てるお子さんもいるでしょう。親はどうして電車やバスを降りたのかをしっかり説明します。

「たくさんの人がいる場所では静かにしていないと、一緒にはいられない(乗れない)んだよ」「なにかご用があるなら、小声で話そうね」と。

目を見てゆっくり語りかけることがポイントです。どうして静かにしなければならないのか、きちんと理解をさせましょう。“小声で話す=ひそひそ話”ができるとお約束することができれば電車やお買い物に戻りましょう。

●子どもが静かに遊べる“お買い物遊び”2つ

ママやパパから離れない遊びをご紹介します。「お菓子がほしい! と泣き叫ぶ子はどう思う?」「ラップしたお肉を突っつく子ってどう?」「走り回る子は?」「お店で大声で歌う子はいい子かしら?」など、お子さんにしてほしくない行動を質問してみるのです。

すると、お子さんは、驚くほどよそのお子さんのことを見ています。そして、「イケない子だね」「僕は我慢できるよ」などステキな答えが返ってくることでしょう。また、お出掛け前に買い物遊びをすることを知らせておきましょう。

●(1)ママ(パパ)専属の忍び・忍者ごっこ

ルールは簡単です。忍者らしく、

・静かに歩く

・人に決してぶつからない

・ママ(パパ)の影に隠れるor離れない(護衛する)

・人に話を聞かれないようひそひそ声で話す

・ママ(パパ)の指示に従って商品を取る

の5つのルールを決めて、お買い物。大騒ぎし目立ってしまう忍者は失格。即退場です。

●(2)くっつきあそび

ママの鞄や、上着の裾などを離さないルールのお買い物遊びです。

ヒモを離すと、店内に生息する巨大魚や怪物に食べられてしまう設定です。この怪物たち、子どもの声が大好きです。大声で騒げばウヨウヨと近寄ってくる……。パクンと食べられず、どこまでお買い物を続けられるでしょうか?

また、目的の商品をママの指示でカゴに入れながらポイントをゲット。高得点をマークできればご褒美も! 第1ステージは鮮魚コーナー、第2ステージは野菜コーナーと分けてみてもいいですね。

もし、よその子が騒いでいたり走っていたら、さりげなくママパワーでフォローしてあげましょう。「走ると危ないよ」「ママ困ってるよ。シーだよ」など。その子の危険を回避する言葉が良いですね。

別にその子の親の顔を見る必要はありません。こうした様子をお子さんはジッと見ているものです。わが子もよその子もガツンと心に響くものがあるでしょう。

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最後に、どうしてもわが子が騒いだり迷惑をかけたりすることがあるでしょう。

そんなときは腹をくくって、きちんと謝ることです。「お騒がせしました!」この一言で周囲が和むことも多いものです。少しだけ、わが子のために頭を下げ、皆さんに育てていただく気持ちでいましょう。子どもはママの後ろ姿からいろんなことを学びます。今日も頑張っていきましょう!

【参考文献】

・『子連れお出かけらくらくマナー』葦野そら・著/今井登茂子・監修

●ライター/*SARASA*(ママライター)

母方、父方とも子沢山の家系に恵まれ、現在4児の母。魚類、両生類中心飼のアクアリスト。猫の額ほどの敷地でプランター菜園を勤しむ。趣味は俳句。フリーライター/占い師としても活動中。

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