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【立川】雨の日も楽しく、名曲誕生の地へようこそ!『雨のステイション』歌碑

  • 2021.7.25

皆様、初めまして!7月から多摩特派員を務めます『むに』です。ピヨピヨのひよこ特派員ではありますが、立川っ子の一人として、地元ならではの情報をお届けします。どうぞよろしくお願いします。

”雨の名曲”誕生の地

ようやく梅雨もあけました。お日様のお顔が拝めるかなと思いきや、不安定なお天気が続き、まだまだ雨の降る日も多いですね。 そこで今回は、こんな時にピッタリの雨の名曲が生まれた場所を訪れてみることにしました。

JR立川駅から青梅線で一駅。JR西立川駅は国営昭和記念公園の玄関駅として有名で、お天気の 良い土日ともなれば、大勢のご家族連れが訪れます。 さて、この西立川駅、実はあの名曲の誕生の地でもあるんですよ。

それでは早速、参りましょう。駅改札を出て、公園の西立川ゲートに向かうデッキを渡ったすぐ右手前に、静かに円柱の石碑が佇んでいます。

出典:リビング多摩Web

『雨のステイション』の歌碑。ホールケーキみたいでユニーク。

これぞ、荒井由実さんの名曲『雨のステイション』の歌碑です。 ホールケーキの様な低い円柱形の歌碑には、『雨のステイション』の歌詞がユーミンさんご本人の筆跡で刻まれています。刻まれた文字が、とても可愛らしいですね。 しかしはてさて、なぜここにこの歌碑があるのでしょうか。それには、こんなエピソードがあります。

出典:リビング多摩Web

歌詞が刻まれています。是非、実際に訪れて、歌詞全文を確かめてみてくださいね。

現在、国営昭和記念公園となっている広大な土地は、1945年から1977年まで米軍基地でした。当時、基地内にあったディスコへ行った帰り、西立川駅で始発電車を待っていた時の思い出をユーミンさんが歌にして、1975年に『雨のステイション』は発表されたのです。 大スターの学生時代の思い出が垣間見られる貴重な1曲が、ここ西立川駅を舞台にして誕生したのかと思うと、感慨深いものがありますね。 1990年代から立川では目覚ましい都市開発が始まり、大型商業施設やモノレールなどを始めとした新しい風景が、次々と誕生していきました。2000年代現在では、『雨のステイション』当時の基地時代の面影は、ほぼありません。 この歌碑は、かつての西立川の風景を偲んで、2002年に駅改築の記念に建てられました。

発車メロディーはもちろん・・・

歌碑を訪れた後の、もう一つのお楽しみをご紹介しますね。 デッキから見下ろす駅ホームに、電車が止まっていたらラッキー。その発車メロディーにじっと耳を傾けてみましょう。アレンジされた『雨のステイション』のサビ部分が流れてきます。原曲に比べると若干アップテンポですが、オルゴール調の音色がとても可愛らしい発車メロディーになっています。 当初は2006年3月から6月までの半年間の期間限定メロディーだったそうですが、好評のため、今現在までずっと使用されています。

さてここまでで、訪れてみたいなと思ってくださった皆様に、ちょっとご注意を。歌碑が立っているのは公園の外です。 歌碑だけをご覧になる場合は、公園の入場ゲートはくぐらないでくださいね。

出典:リビング多摩Web

晴れた日の週末は、大勢のご家族連れで賑わう西立川駅。この日は本当に静か。

出典:リビング多摩Web

デッキから西立川駅ホームを臨む。立川駅に比べ、西立川駅はのどかな雰囲気。

訪れた当日は梅雨の曇り空とあって、昭和記念公園に向かう人影も少なく静かな日でしたが、その分、歌詞や当時の西立川に思いを馳せながら、ゆっくりと見学をすることができました。 実は、『雨が降りそう!』と思って狙って出かけて行ったのですが、撮影時は生憎?にも雨が降る気配はありませんでした・・・。ちょっとしょんぼり。

皆様もこの時期ならでは、雨の名曲誕生の地に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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