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私と部屋 vol.80 余白を残すという選択。アートと日常が交差する空間 ー 飯島 百合さん

  • 2021.7.25

前回(私と部屋 vol.79)ご登場の土井希恵さんにご紹介いただいたのは、グラフィックデザイナーの飯島 百合さん


百合さんの暮らしの3カ条

1.愛猫とのスキンシップで癒しチャージする

2.日々のタスクは無理のない量でこなす

3.好きなものが際立つ、余白のある空間づくりをする

ミース・ファン・デル・ローエのMRチェアと、アイリーン・グレイのテーブルを主役にスタイリング。以前はたくさんの好きなアイテムを無造作に並べて飾るのも好きでしたが、今は置きたいものを厳選し、それが埋没しないよう余白を意識したデコレーションを心がけています。

昔からインテリアと現代建築に惹かれ、その2つがリンクする空間を意識しています。3年程前に購入したマルセル・ブロイヤーによるVintageのチェスカチェアは、念願だったドイツのバウハウス校舎を訪れることができた時の思い出と共に、日々寄り添ってくれています。

ARK JOURNAL」は、長年デンマークのインテリアデザイン誌を手掛けてきた編集長によって創刊されたインテリア・デザイン・アート・建築の雑誌。創刊号から購読していて、写真集のように眺めながらそのハイレベルな世界観に浸っています。

作家さんの器が人気だったりしますが、私はオブジェにもなるアーティーなものが好み。そういったデザインを求めると自然と海外のアーティストやヴィンテージものが多くなります。普段使いの食器は、主にフランスやイタリアの白い丈夫な業務用のもの。扱いも楽で買い足しもしやすいです。

夫のマコちゃんと愛猫のPEE。にぎやかな家庭も良いけれど、3人のコンパクトな暮らしが我が家にはベストです。最近のお仕事、テントサウナ集団のオリジナルロゴとTシャツデザインが仕上がり、現物を着てもらいました。

どの部屋も白をベースにしています。日本はフローリングに木製の家具が多く、全体がブラウン〜ナチュラルブラウンの印象が強くなりがちなので、海外のインテリアをよく参考にします。写真は好きな行為の一つ、洋書の平積み。

マールテン・ヴァン・セーヴェレンの椅子、03〈ゼロスリー〉でゴロゴロするのが大好きなうちの猫。ほどよい弾力性のあるシートが気に入ったご様子。

オランダのデザイナー・Kirstie van Noortの陶器は、繊細なグラデーションが美しい。滑らかな肌感も心地良く、お茶の時間がより豊かに感じられます。

インスタ友達のさよこさんが主宰する「MANGEONS」のストックフードは、身体に優しい素材にこだわっていてとても美味しいです。中身だけでなくパッケージデザインや商品につけられたネーミングセンスも光ってる!

寝室の一角にあるデスクスペース。ル・コルビュジエ設計のラ・トゥーレット修道院が描かれているポスターフレームをメインにレイアウト。引き出しの中にはアクセサリーやメイク道具が入っています。

愛猫のフードボウルはデザイン性と機能性を兼ね備えた〈&CAT〉で揃えました。トライヴァルラグは〈VERIO〉で購入した70sヴィンテージ。よく見ると幾何学的な模様で、クラシックに寄りすぎていなくてお気に入り。

百合さんの紹介する次回のゲストは、三好彩七さんです!

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