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波乱の生涯をたどる「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」@愛媛県立美術館

  • 2021.7.24
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夏休みはじまりましたね。地域特派員momoです。 2015年に93歳で天寿を全うした漫画家・妖怪研究家の水木しげる「ゲゲゲの人生展」に、小学生の娘ふたりと行ってきました!

ご生誕から2015年に天寿を全うするまでの人生のすべてが詰まった回顧展で、愛媛県立美術館が巡回最終会場となるそうです。

出典:リビングえひめWeb
出典:リビングえひめWeb

エントランスで水木夫妻と妖怪たちがお出迎えです

出典:リビングえひめWeb

混雑する時間帯は入場制限があるようです。

へその緒からあの世までを公開

「ゲゲゲの人生展」は ■天才少年画家時代 ■従軍時代 ■貧乏時代 ■多忙時代 ■妖怪研究家時代 の5つの時代とエピローグにテーマを分けて展示されています。

出典:リビングえひめWeb

しげる少年が描いた絵がすごい迫力、画力でびっくり!! 「天才少年画家現る」と新聞に載るほど注目を集めていたようです。10代で作った絵本やスケッチなどは、自然の風の音や木々のざわめきが聞こえてきそうな細部の描写、船が映った水面など、芸術作品としか言いようのない素晴らしさです。

壮絶な従軍時代から 貧乏時代〜多忙時代へ

従軍時代はラッパ係を辞退したために戦地に行く羽目になったこと、病気になり片腕も失ったこと、現地の人々に食べ物を分けてもらい生きながらえたことなど、壮絶な体験がスケッチや原画とともに紹介されています。まるでその場に居合わせているかのような臨場感があります。

戦争体験を重ねた戦記漫画もたくさん描かれていました。妖怪や戦記漫画以外にも、少女漫画を描いていたということにもびっくり!

展示室内で撮影可能な唯一の場所

新婚当初暮らしていた居間を再現したコーナーは、展示室内で唯一写真撮影が可能です。

出典:リビングえひめWeb
出典:リビングえひめWeb

テーブルに山盛りの腐りかけのバナナ。安いからと、布枝夫人とよく食べていたらしい。 漫画が並んだ本棚の上に並ぶ精密な軍艦の模型は、仕事の合間にご夫婦でよくつくられたもの。

出典:リビングえひめWeb

手先が器用な布枝夫人の方が上手に作られたというエピソードも

妖怪だらけの書斎やギャラリーを訪問

貧乏時代〜多忙時代に描かれた多数の原画が展示されていますが、背景の細かい描き込みがすごい迫力。メインの人物よりはるかに時間がかかっているそうです。 書斎で執筆中居眠りする水木氏の本棚に次々に妖怪が現れるプロジェクションマッピングの演出がありました。「こわい〜!こわい〜〜〜〜!」といいながら次は何が現れるのか目が離せない娘たち。

仕事をセーブし、世界各国の妖怪に会いに行った水木先生。各地で集めてきたたくさんの妖怪・精霊像の展示室は、まるで妖怪の館のよう。ひとつひとつがそれぞれ独特のオーラを放っています。

あの世へ行かれた後も

エピローグでは、各界の著名人からの水木先生への追悼メッセージや布枝夫人へのインタビュー映像があり、水木先生のおおらかで魅力に溢れたお人柄が伝わります。お見合いから5日間で結婚し、あるがままを受け入れてきた布枝夫人の言葉の端々に、夫へ寄せる多大な信頼が感じられました。魂の存在となられた今も人の心や作品の中に宿り続け、そして新たな世界でまた妖怪を追いかけられているのでしょうか。

何でも揃う!ゲゲゲ百貨店

展示室を出ると特設ショップ「ゲゲゲの百貨店」です。本当に百貨店並の品揃えで、書籍・食品・食器・文具・雑貨・アパレルなどなどオリジナルグッズが並んでいます。

ショップから少し離れて缶バッジガチャ(400円)とスーパーボール(200円)があります。

出典:リビングえひめWeb
出典:リビングえひめWeb

スーパーボールは娘二人とも目玉おやじ(笑)

出典:リビングえひめWeb

ちゃんと読んでなかった悪魔くんとゲゲゲの鬼太郎(漫画)購入。妖怪消えるペン(小5長女)バスボム(小1次女)、手ぬぐいと養生テープは早速大活躍

メッセージを受け取れるフォトスポット

こんなフォトスポットもありました。

出典:リビングえひめWeb

漫画のひとコマに入っていくと、水木先生からのメッセージが出現!!入るたび変わります。

出典:リビングえひめWeb

夏休み中は展示替えやイベント・ワークショップもあります☆もう一度行ってみたい。

©水木プロダクション

■会期 2021年7月10日(土)〜2021年8月29日(日) 2期制(前期は8月3日まで)で、展示替えもあるそうです。 ■会場 愛媛県美術館(愛媛県松山市堀之内) ■時間 9:40〜18:00(最終入場時間 17:30) ■休館日 月曜日/7月12日(月)、7月19日(月) ※7月20日(火)~8月29日(日)は無休 ※7月26日(月)、8月3日(火)、8月10日(火)、8月16日(月)、8月23日(月)は本展のみの開場 ■観覧料 一般 1,200円 65歳以上 1,100円 ※年齢の分かるものをご提示ください。 高大生 800円 小中生 600円 ■TEL 089-932-0010 愛媛県美術館

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