1. トップ
  2. ファッション
  3. 意味も知っておきたい!【泥む】アナタは読めますか?

意味も知っておきたい!【泥む】アナタは読めますか?

  • 2021.7.19

今回は、簡単そうで簡単に読めない難読漢字です。 「泥」に送り仮名の「る」がつくと、何と読むか知っていますか? 意味を知れば、そのシーンに一度は遭遇しているはずですよ。

(1)「泥む」の読み方

「泥む」を「どろむ」と、つい読んでしまいそうになります。 その読み方は、当たり前ですが間違いです。 これは「なずむ」と読みます。 例を挙げると、海援隊が歌う『贈る言葉』の歌いはじめの部分に使用。 “暮れなずむ町の~”のなずむの部分がそうです。 (『広辞苑』より)

(2)「泥む」の意味

「泥む」には、さまざまな意味があります。 一つ目、行きなやむ、はかばかしく進まない、とどこおる。 二つ目、離れずからみつく。 三つ目、なやみ苦しむ、気分が晴れない。 四つ目、こだわる、執着する。 五つ目、かかずらわって、そのことに苦心する。 六つ目、惚れる、思い焦がれると、「泥む」は非常にバラエティ豊かな言葉です。 泥のように重く、ベトッとした気分そのもののこと。 心の中がモヤモヤしたり、苦しかったりなど、普段の生活でよくある感情のほとんどは「泥む」という言葉で表現できます。 ちなみに、先ほど例として挙げた「暮れなずむ」の意味は、「日が暮れず停滞している」。 日が暮れず停滞しているというのは、ゆっくり日が落ちている状態を表しています。 (『広辞苑』より)

(3)「泥む」に似た言葉

「泥む」を「なずむ」と読む際、「よどむ」と読んでしまった人もいませんか。 「泥」から連想すれば、よどんだ感じに思います。 よどむは「淀む」や「澱む」と書きます。 同じさんずいではあるものの、左側の作りが異なるので注意してください。 こちらも意味がさまざま。 流れる水などがとどこおってとまる/事がすらすら進まない/ためらうといった、泥むと似ている部分もあります。 (『広辞苑より』) 意味を知ると、そのシーンに出くわすことが多い「泥む」。 大人になればなるほど泥むことが多くなるため、ぜひこの漢字を思い浮かべてください。 そうすれば、少しは気分を晴れるかもしれません。 (恋愛jp編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる