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結婚75周年を迎えたカーター元大統領夫妻が語る夫婦円満の秘訣

  • 2021.7.18

7月7日、元大統領のジミー・カーター(96)と妻のロザリン・カーター(93)が結婚75周年を祝いました。そう、75年です!

大いに記念すべきこの日、PBS放送の『ニュースアワー』によるインタビューに答えて、これまでの歩みを振り返った夫妻。長い結婚生活で学んだ夫婦円満の秘訣を惜しみなく語ってくれました。

ロザリン夫人によると、長く続く結婚生活に必要なのはバランス--ふたりで過ごす時間が長過ぎても、少な過ぎてもよくない、とのこと。

「私たちはお互いに干渉しないし、一緒にできることを探そうとしてるの」とPBSキャスターのジュディー・ウッドラフに語ったロザリン夫人。「いつだって一緒にできることを探してるのよ。バードウォッチングとかフライフィッシングとか、何でも一緒にできることをね」

カーター元大統領によれば、夫婦生活に必要なのはコミュニケーション--お互いの意見が相当食い違ったときには特にそうだと言います。

「1日の終わりには仲直りして、日中に生じた食い違いを乗り越える努力をするんだ」とカーター元大統領。「埋め合わせもするし、寝る前には今もベッドでお互いにキスするよ」

信仰もふたりの関係に大きな役割を演じているよう。「僕らは毎晩聖書を読むんだ。それによって、人生にちがった面が加わる」「だから、寝る前には完全に和解した状態で寝るようにしてるんだ」

もっとも、ふたりの関係が最も危うくなったのは、共著を書いていたときだとロザリン夫人。「簡単じゃなかったわ。人生で最悪のことだった--だって、私たちが一番離婚に近づいたときだったんだから」「ひどかったわ」と笑いました。

とはいえ、それすらも乗り越えたふたり。「私たちは乗り越えたわ」とロザリン夫人。「でも、助けがあったの」

高いリスクがあるため、パンデミックによる昨年のロックダウンでは、厳しい規制の下に置かれたという夫妻。困難な状況ではあったものの、長い時間をともに過ごすことで、これまで以上にふたりの仲は親密になったそう。「それについては感謝しなくちゃいけないね」とカーター元大統領。

ふたりは新型コロナウイルスの大流行の前から、健康には気遣ってきたそうで、こちらも長い結婚生活のカギとなるもの。カーター元大統領は1日に3回泳ぐし、いつもふたりで散歩に出るのだとか。「体を健康に保っているよ、ハンディキャップはあるけれど、できるだけね」

なるほど、カーター元大統領とロザリン夫人の語る夫婦円満の秘訣を守れば、末長く幸せな結婚生活を送れるかもしれませんね!

翻訳/mayuko akimoto Photo Getty Images From Prevention

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