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化粧品も“プラスチックフリー”が常識!?ごみ削減を掲げる海外のコスメブランド

  • 2021.7.16
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化粧品業界でもサステナブルな取り組みが加速するなか、海外では「ワンウェイ(使い捨て)プラスチック製容器」を使用しないブランドが続々登場。環境への負荷が小さい素材で作られた、いま話題のプラスチックフリー・コスメをご紹介。(フロントロウ編集部)

コスメから始めるプラごみ削減

地球環境の保全のためにも私たち現代人全員が取り組まなければいけない「ごみの削減」。そのなかでも、大きな問題として各国で取り上げられているのは“プラスチックごみ”。

画像: コスメから始めるプラごみ削減

プラスチックは廃棄しても数百年間は土に返らないため、このまま何も対策を行なわないと、2050年までには海中のプラスチックの量が魚の数を超えると言われるほど、深刻な社会問題になっている。

そんなプラスチックごみを減らそうと、近年海外で話題になっているのは「プラスチックフリー」の化粧品。従来のワンウェイ(使い捨て)プラスチックを使わず、再利用可能なガラスやアルミ素材で作られた容器を使用することで、化粧品から出るプラスチックごみを大幅に削減できると、注目を集めている。

今回はそのなかでも海外のビューティー好きから評判の高い「プラスチックフリー・コスメ」をご紹介。

FLAVEDO & ALBEDO(フラベド&アルベド)

オーストラリア発のコスメブランドであるフラベド&アルベド(FLAVEDO & ALBEDO)は、すべての製品のパッケージに再生可能な「アルミ素材」を使用しており、高発色でハイパフォーマンスなチークやアイシャドウを展開。

なかでも1番人気は、アルミ製の缶に入った単色アイシャドウ「ヴェルヴェット アイシャドウ」。クリームとパウダーの間のような質感のクリームアイシャドウでありながら、まぶたに塗った瞬間マットに変化。サッとひと塗りするだけで、こなれ感のあるメイクを演出する。

画像: flavedoandalbedo.com
flavedoandalbedo.com

Etique(エティーク)

ニュージーランド発のサステナブルブランドであるエティーク(ethique)は、固形タイプのシャンプーやコンディショナーを展開する注目のブランド。

一般的な液体のシャンプーやコンディショナーは、製品の75~90%が水で出来ているのに対し、エティークの製品は、シャンプーバーなら1個につき2.7L、コンディショナーバーなら1個につき5.1Lの水を削減可能。これによりプラスチックの容器が不要となり、これまでのボトルで換算すると、約600万本分以上のプラスチック製造・廃棄を防止できるという。

画像: ethique.com
ethique.com

Nära(ナラ)

オーストラリア初のカミソリブランドであるナラ(Nära)は、100%リサイクル可能な金属「ステンレス」で作られたT字カミソリを開発。

プラスチックごみの排出を抑えることができるほか、サビに強いステンレス製なのでメンテナンスも簡単。定期的に「替刃」をさえ取り替えれば、半永久的に使用することができるという。

画像: narashave.com
narashave.com

Elate Beauty(エレーテ・ビューティー)

アメリカ発のサステナブルブランドであるエレーテ・ビューティー(Elate Beauty)は、従来のプラスチック素材を一切使用せず、パッケージに持続可能な原料である「竹(バンブー)」や「ガラス」を使用。グリーン認証を受けたフェアトレードのメーカーと提携し、環境に負荷をかけない形で竹素材を利用している。

もちろん、化粧品自体にも様々なこだわりが詰まっており、肌にも動物にも環境にもやさしい「ヴィーガン成分」のみで作られたコスメやスキンケア製品を展開する。

画像: elatebeauty.com
elatebeauty.com

「環境に優しい選択」として、年々注目度が高まっているプラスチックフリー・コスメ。ちなみに、エティーク以外は日本未上陸だけれど、どのブランドも各公式オンラインサイトから購入できるので、気になる人はチェックしてみては。(フロントロウ編集部)

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