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海外で日本製包丁が人気!「宏福商事」が三徳・菜切・中華包丁を中国へ輸出

  • 2021.7.15
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和牛・清酒などの日本食品と衛生用品を中心に貿易事業を展開する「宏福商事」が、食品関連商品として、日本製の包丁や砥石などの道具類の輸出を行うこととなった。

調理文化の発展により道具も進化

日本の包丁文化は奈良時代までさかのぼり、江戸時代には世の中が安定し文化が発達したことにより、様々な調理文化が発展。道具も進化していった。

現在の和包丁の出刃や柳刃、菜切包丁と同じような形状の包丁は、江戸時代の中期から後期にかけて完成された形といわれている。

包丁製法の種類

包丁製法の種類として『打刃物(うちはもの)』と『抜刃物(ぬきはもの)』がある。

日本刀技術である玉鋼(たまはがね)は、砂鉄を炭で高温に熱し鉄を鋼にする。『打刃物』製法は、鋼や軟鉄を釜で高温に熱し、ハンマーなどで打って形に仕上げる製法だ。昭和後期にはステンレス製造技術が確立し、玉鋼ではなく利器材精錬技術を使用した板材を包丁の形に打ち抜く『抜刃物』の製法が確立された。

三徳・菜切・中華包丁を中国へ輸出

一般的な包丁の種類には、昭和時代に開発された、牛刀包丁と菜切包丁の良いところを合わせて先端を斜めに落とした形状の「文化包丁」や、その後誕生した、現在家庭でよく使われている先端部を丸めた「三徳包丁」などがある。

海外でも日本製包丁は人気を集めており、今回は、日本技術で作られた「三徳包丁」「菜切包丁」「中華包丁」が中国へ輸出される。

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